田中 陽子さん
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田中 陽子さん田中 陽子さん

Professional
interview
08

Hotel staff

ホテルスタッフ

お客さまを笑顔にできる接客で
心に残るひとときを

Profile

田中 陽子さん

2017年 現代ライフ学部 観光経営学科 卒業

勤務先:
株式会社ホテル小田急
ハイアット リージェンシー 東京
ホテル内の和食レストランで、サービスクラークとしてお客さまをお迎えしています。

01 現在の仕事について教えてください。

ホテル内の和食レストランで、サービスクラークとしてお客さまをお迎えしています。

私の仕事は、テーブルセッティングなどの開店準備から、レストランにいらっしゃるお客さまのご案内、メニュー説明、料理やドリンクの給仕、予約対応などです。レストランがオープンしているのは朝食・昼食・夕食の時間帯。「せっかく日本に来たから和食を楽しみたい」という外国人の方や、その他、接待やお祝いなど、お客さまの目的に沿って、快適なサービスを提供していくことが求められます。

ロンドンで路頭に迷っていた私を助けてくれたホテルスタッフとの出会いが、私の進路を決めました。

なぜこの仕事を目指そうと思ったのですか?

ロンドンで路頭に迷っていた私を助けてくれたホテルスタッフとの出会いが、私の進路を決めました。

高校生のとき、レストランのアルバイトで接客の楽しさを知り、質の高い接客が必要となるホテルや、もともと好きだった旅行にまつわる仕事を学ぶことができる、THUの観光経営学科に入学しました。
ホテルで働きたいと思うようになったのは、大学2年次。イギリスのダラムに半年間留学(学内制度利用)していた際に、あるホテルスタッフと出会ったことがきっかけでした。当時、休日を使ってロンドンへ一人旅に出かけたのですが、そこでトラブルが……。予約していたホテルがオーバーブッキングで、宿泊できなくなってしまったのです。ロンドンで一人、途方に暮れていると、隣のホテルから、1人のスタッフが出てきました。私の話を聞いたその方は、近隣の空いているホテルを探し、すぐに連絡して、私のために部屋を確保。自分のホテルの予約客ではない私を、心から心配し励ましてくれたのです。私は、そのホスピタリティに感動し、この出会いをきっかけに「私もホテルスタッフになろう」と心に決めました。

実際に働いてみてどうですか?

ホテルの質の高いサービスの根底には、「ここでの時間を心地よく快適に」というスタッフ全員の想いがありました。

大学時代、インターンシップで体験したホテル宴会場での仕事は、とにかくスピーディーでハイクオリティ。分刻みのスケジュールと無駄のないスタッフの動きに驚いたものですが、実際に働いてみて、その難しさを実感しています。お客さまの笑顔は、そんなホテルスタッフの緻密な仕事があってこそ。ホテルスタッフ全員が、“お客さまの満足と快適さ”を目指して、丁寧に仕事をつないでいくからこそ、質の高いサービスが実現できるのだとわかりました。

お客さまそれぞれの多種多様な目的に合わせて接客していくことの難しさ。

入社当初、お客さまの多種多様な来店目的に合わせ、サービスの内容が柔軟に変化していくことに驚きました。例えば、食事会では、お祝いや接待などの目的に合わせて、テーブルセッティングから食事を提供するスピード、飲み物を伺う回数やタイミングなどを変えていきます。快適に食事会の目的を果たすことができるよう、私たちは常にお客さまの様子を観察しつつ、サービスの内容を見極めていくのです。これを極めるためには、とにかく経験が必要。先輩の背中を見つつ、柔軟なサービスができるよう学び続ける毎日です。

この仕事のやりがいは?

お客さまに認めていただける接客で、笑顔になっていただきたい。

仕事のやりがいを感じるのは、お客さまの笑顔を見られたとき。接客業の一番の面白みは、お客さまの反応を直接感じられることです。お客さまの「ありがとう」の一言で、「明日も頑張ろう!」と思うことができます。
以前、常連のお客さまから、接客についてお褒めの言葉をいただいたことがあるのですが、そのときは「認めてもらえた」と、本当にうれしかったです。これからも、多くのお客さまから認めてもらえる仕事をしていきたいと思います。

「帝京平成大学デー」でイベントプロデュースに関わり、企画・運営をまるごと体験しました。

02 どんな学生時代を過ごされていましたか?

「帝京平成大学デー」でイベントプロデュースに関わり、企画・運営をまるごと体験しました。

思い出に残っているのは、「帝京平成大学デー」のスタッフとして、プロ野球公式戦のプロデュースに携わったことです。これは、THUならではの体験型授業。来場者に喜んでいただけるイベントやグッズ、映像などを企画し、一から制作。集客から告知、当日の現場対応、そして収支報告まですべて自分たちの手で行いました。集客のために近隣の野球チームの練習場などでビラ配りをするなど、企画だけでなく、集客や収支について考えることができ、とてもよい経験になりました。

イギリスへの留学で学んだ、「どうしました?」と声をかけることの大切さ。

大学生活において、一番の思い出はやはり留学です。現地にも友達ができ、貴重な経験をたくさんできました。ダラムでは、バスの乗り方や買い物の仕方など、わからないことばかりでしたが、現地の友達がいつも私に「どうしたの?」と、声をかけてくれたのです。それがどんなにうれしかったか。彼らとの交流を経て、私は日本に帰りたくないと思うほどにダラムが好きになりました。
このときの経験は、今も私のなかに活きています。道端や、ホテルで困っている素振りの人がいれば、「どうしました?」といつも声をかけます。それは、その一言が人と人をつなぎ、その人とその場所との温かい関係を築くことを知っているからです。

座学でホテル学などの基礎知識を身につけ、学外実習やホテル、旅行会社のインターンでビジネスを学びました。

資格取得への道のりについて教えてください。

座学でホテル学などの基礎知識を身につけ、学外実習やホテル、旅行会社のインターンでビジネスを学びました。

観光経営学科の学生は、ホテル・旅行会社・航空会社・観光協会など、それぞれが希望する仕事を目指して学修しています。その進路によって、目指す資格も様々。そのなかで私は、地理検定や世界遺産検定、国内旅行業務取扱管理者などの勉強をしました。座学が中心ではありますが、体験学修としては、先に挙げた「帝京平成大学デー」や、インターンシップなどがあります。
ホテルで仕事をするうえで、特に勉強しておいてよかったと感じるのは、ホテル学。宿泊・レストラン・宴会・ウエディングと様々なサービスを展開するホテルの経営・収支について学ぶ内容です。基礎知識ゆえに、ホテル内では誰もが知っている内容として会話が展開されることも多く、とても役に立っています。

03 受験生へのメッセージをお願いします。

自らの好奇心に沿って学ぶことができるTHUで、“好き”を仕事にするために。

観光経営学科では、幅広く観光にまつわる学びが得られます。興味があれば、現代ライフ学部内の別学科の授業を履修することも可能。自らの興味を広げ、伸ばすことができるとてもいい環境です。
私はこれまで、失敗したり、壁にぶつかったりすることはあっても、もうやめてしまいたいと思ったことはありません。「この失敗を経て、もっと強くなれる」、そう前向きに仕事ができているのは、自分自身が選んだ仕事、好きな仕事をしているからこそ。THUには学生たちの夢を実現するためのカリキュラムがあり、全力で応援してくれる先生方がいます。皆さんも、“好き”を仕事にするために、ぜひ頑張ってください。

1日のスケジュール

1日のスケジュール(早番シフト)

06:30

出社

着付け、身支度

07:00

勤務スタート 朝食営業

11:30

ランチタイム営業(15:00まで)

15:30

退勤

※朝食とランチタイムをカバーするシフト(早番)と、ランチとディナータイムをカバーするシフト(遅番)などがあります。

4年間の学びの流れ

1年次

一般教養とともに観光産業について学び、ホテルや空港などホスピタリティの現場について座学で学んでいきます(「帝京平成大学デー」へボランティア参加が可能)。

2年次

専門科目では、観光産業学に加え、マーケティングやイベントプロデュースなどについても学びを広げていきます(インターンシップや海外留学に参加する人も多数)。

学外:帝京平成大学デー

3年次

進路選択に向けて、観光産業の専門知識を修得。旅行・ホテル・飲食・航空ビジネス・ブライダルなど幅広く学び、インターンシップも多数紹介。実際のビジネス現場で経験を積みます。

学外:インターンシップ

4年次

卒業研究を進めつつ、就職活動を実施。観光産業人として社会に出る準備を進めます。

学外:インターンシップ

株式会社ホテル小田急 ハイアット リージェンシー 東京
日本料理「佳香」 アシスタントマネジャー 前田 英嗣さん

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株式会社ホテル小田急 ハイアット リージェンシー 東京
日本料理「佳香」 アシスタントマネジャー 前田 英嗣さん

接客業のやりがいは、お客さまに喜んでいただくことです。そのためには、必要なときに、求められるサービスを提供できることが、何より大切。だからこそスタッフには、きめ細やかに目を配り、お客さまの変化、気持ちに気づくことが大事だと話しています。グラスの傾き、お客さまの会話、食事のスピードなどを観察することで、見えてくるものがあります。ホテルスタッフを目指す皆さんは、そういった“気づき”を大切にしておくとよいかもしれません。小さな“気づき”から、上質なサービスは生まれるものです。
今年で勤務3年目となる田中さんは、何よりこの仕事が好きで、お客さまとのコミュニケーションを楽しんでいます。ホテルスタッフにとって、接客が好き、人が好きということはとても大切な資質。ぜひ、その柔らかな接客でたくさんのお客さまを笑顔にしてほしいと思います。突発的なことが起きても平然と対応できるのは、田中さんの素晴らしいところ。これからも先輩として、頼れる存在に成長していってください。