修了生・在学生からのメッセージ

最先端の機器を駆使した
分析研究を経て
幅広い研究分野への道が開けた

健康科学研究科 健康栄養学専攻磯谷 俊太朗

学部時代は、本学の健康メディカル学部健康栄養学科で管理栄養士免許取得を目指して勉強していました。しかし学んでいくうちに、調理師免許と管理栄養士免許を活かし、食品メーカーの研究開発の仕事がしたいと考えるようになりました。そう考えるようになったのは、研究指導教員である前田竜郎先生との出会いがきっかけです。先生は長年食品メーカーで研究開発を行ってきた経験の持ち主で、研究室では最先端の装置を使用した食品の成分分析を行っていらっしゃいました。学部にはゼミ制度はありませんでしたが、先生の研究の見学やお手伝いをする機会があり、その経験から研究職に興味を持ち、大学院進学を決めました。進学先としては他大学の
大学院も検討しましたが、様々な企業との共同研究にも参加できることが決め手となり、帝京平成大学大学院を選択しました。 大学院では、和食の伝統調味料、とくに醤油に着目した研究を行っていました。目的は、おいしさの主要因とされる風味やコクを網羅的に解析して、醤油製品に共通する品質特性を解明し、種類や製造方法による差異を明らかにすることです。研究を進めるにあたっては、前田先生の研究室に導入されているにおいの網羅解析装置のほか、帝京大学の中央機器室に設置されている味の分析装置もお借りするなど、最先端の装置を駆使して研究を行うことができました。
さらに、研究科の中に医療関連の専攻が複数あり、それぞれの分野に精通した先生方の授業を受けて知見を広げたり、自身の研究テーマ以外にも様々な研究に参加できたりと、とても充実した大学院生活を送ることができました。
現在は、化学製品の品質管理の仕事を行っています。当初の目標とは異なる進路ですが、大学院で機器分析を行った経験から選択肢が広がったため、とても良かったと思っています。とはいえ、食品メーカーの研究開発職への興味は今も残っているため、今後は食品業界も含めた幅広い業界で通用するスキルを、さらに磨いていきたいと思っています。
大学院での研究内容は、その先の人生に大きな影響を及ぼします。最適な研究室を選択するには、修了後の進路も見据えて慎重に考えることが重要です。大学院に少しでも興味があれば、まずは実際に先生方に相談してみることで、目指す進路にふさわしい研究室と出合えるでしょう。