修了生・在学生からのメッセージ

高度な解析設備を駆使して
前十字靭帯損傷からの競技復帰を
助ける方法を研究しています

健康科学研究科 理学療法学専攻星野 里子
距離別片脚前方ホップの着地動作指導が前十字靭帯損傷リスクに与える影響

message04_2026_img.png帝京平成大学大学院を選んだ理由を教えてください。
臨床で感じた疑問を研究に結びつける力を養うためです。
私自身がバスケットボールの選手だった経験から特にスポーツ分野に強い関心があり、学部でもスポーツ傷害の評価や予防、競技復帰に向けた理学療法について、授業や実習を通して数多く学んできました。しかし、学部3年次の臨床実習を通じて、この分野で活躍するにはより専門的な知識と技術が不可欠であると実感しました。特に深めたかったのは、自らも選手として経験した前十字靭帯損傷と再損傷についての知識、とりわけ再損傷の予防に関する知識です。現在、理学療法士として整形外科クリニックで働いていますが、その現場で得た疑問を研究へと繋げる「臨床研究」の手法を本格的に学びたいと考えています。
帝京平成大学大学院を選んだ理由は、卒業研究でも使用したVICON(三次元動作分析システム)による動作解析設備が整っていることです。学部時代からお世話になっている先生のもとで学びを深めたいという強い思いもありました。

現在取り組んでいる研究について教えてください。
前十字靭帯再建術後のより安全な競技復帰の手法を探索しています。
現在は、前十字靭帯再建術後の安全な競技復帰に向けた基礎的知見を得るため、健常者を対象に、跳躍距離の異なる片脚前方ホップを三次元動作解析し、動作指導によってどのような変化が生じるかを検討しています。本学のメリットは、VICONなどの高度な動作解析設備が利用できたり、図書館や電子文献へのアクセスが良く必要な論文を容易に探し出せるなど、学修環境が整っていることです。働きながら学ぶことへの先生方のご理解と手厚いご指導のおかげで、大学院での研究と勤務を無理なく両立できています。
今後の目標は、前十字靭帯再建術後の再損傷リスクを減らし、より安全な競技復帰に繋がる評価・指導方法を確立してスポーツ現場や臨床現場に還元することです。前十字靭帯再建術後の競技復帰基準には、いまだ明らかになっていない点も多く存在します。研究を通じてそれらの課題を解明し、より安全で根拠に基づいた復帰基準の確立に貢献していきたいと考えています。

帝京平成大学大学院を目指す人へのメッセージをお願いします。
充実した環境を活かし、自ら課題を見つけて解決する力を育んでください。
本学の大学院は少人数制である分、自分の研究にしっかりと向き合いながら、自主的に学びを深めることができます。研究を進める過程で、自ら深く考え、課題を見つけ出して解決していく力が身につくことは、ここで学ぶ大きな魅力の一つだと思います。主体的に学びたい方、自分の興味のある分野をより深く追究したいと考える方には、ぜひ本学の大学院での学びに挑戦してほしいと思います。