下川 梓さん
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STUDY ABROAD REPORT #01

留学を通じて、「語学力」が大きく伸びました。
多くの出会いと気づきによって、人としても成長できました。

International Exchange
留学生
人文社会学部 人間文化学科
グローバルコミュニケーションコース 3年

下川 梓さん※2022年9月取材

留学先:帝京大学ダラムキャンパス
留学プログラム名:ダラム短期留学
留学期間:2022年4月〜2022年9月

留学の理由

海外と日本を繋ぐ仕事がしたい。将来の夢が背中を押してくれた。

大学2年生のときに半年間、イギリスへの短期留学を経験しました。身近な知り合いに洋服を海外から買い付ける仕事をしている方がおり、将来は「海外に関わる仕事がしたい」という憧れがあったこと。また今の時代、英語のスキルは必須だと思い、留学を決意しました。これまで海外へ行った経験は高校の修学旅行だけだったので、半年間も家族や友達と離れることはとても不安でしたが、行くと決めたからには「旅行」で終わらせたくない。そう決意し、半年間滞在できる「ダラム短期留学」プログラムを選択しました。

留学生活に関する
Q&A

International Exchange
実際に留学したときの授業内容、プログラム内容、生活スタイルや楽しかったこと、苦労したことなどについて聞いてみました。
英語はもちろん、日本では知ることのできない新たな視点・気づきを得られる。

Q.01 授業内容について教えてください

英語はもちろん、日本では知ることのできない新たな視点・気づきを得られる。

基本的に授業は、ダラム大学内にある「帝京大学 ダラムキャンパス」で行われ、ネイティブの先生による英語4技能の授業があります。また日本人の先生による経済や経営の授業もあり、日本だけでなく、イギリスの経済について教えてもらえたことは、国を知る意味でもとても勉強になりましたね。

ほかにもゲストレクチャーという形で週1回、様々な国の文化を学ぶ授業があり、ダラム大学の学生や普段とは違う先生が登壇してくださります。
日本では知ることのできない、海外のリアルな話を聞くことができ、新たな気づきや刺激になりました。

英語漬けの半年間です。そこを乗り越えTOEICの成果を出すことができました。

Q.02 留学で苦労したことはありますか?

英語漬けの半年間です。そこを乗り越えTOEICの成果を出すことができました。

初めのうちは、やはり英語の授業に苦労しました。現地の授業は英語で行われ、もちろん受け答えもすべて英語です。グローバルコミュニケーションコースでも海外の先生とは英語で会話していましたが、最初はついていくのが大変でした。ただ現地の授業は質疑応答の時間が多く、積極的に質問すればしっかり応えてくれます。疑問に思ったことやわからないことは、その場で聞いていくスタイルだったこともあり、日に日に英語が身についていくのがわかりました。帰国後に受けたTOEICの模擬試験では、以前よりも300点ほど点数を上げることができ、まさに留学の成果だとあらためて感じています。

生活面では、現地での友達作りも苦労したことのひとつです。「帝京大学 ダラムキャンパス」には4つのカレッジ(寮)があり、帝京平成大学(以下、THU)の学生はそれぞれのカレッジに振り分けられます。各寮にはダラム大学の様々な学生がおり、先生には「食堂で現地の子に話しかけてみて」と言われていました。最初は勇気がでなかったのですが、思い切って話しかけてみると、みんな優しくてフレンドリーな方ばかり。また友達ではなくても校内ですれ違うと、「Hi!」と声をかけてくれるなど、日本にはないコミュニケーションが新鮮でした。

友達・先生、生活環境、文化、すべてが刺激的で楽しい海外生活です。

Q.03 留学で楽しかったことはなんですか?

友達・先生、生活環境、文化、すべてが刺激的で楽しい海外生活です。

現地の大学生と友達になれたこと、異国の文化を肌で感じられたことは貴重な経験でした。イギリスの子は「BBQしよう!」と誰かが提案したら、すぐに道具を買って実行に移す。日本の学生より行動力があって楽しかったです。またダラムという街も魅力的で。学生が多く自然豊かな土地ですが、留学前は「ずっと東京に住みたい」と思っていた私が「自然のなかで暮らすのもいいかも」と思えるほどでした。ダラム以外にもロンドンの街は歩くだけでも刺激があり、現地の人や文化に触れられたことは今でも忘れられません。

留学後の大学生活

International Exchange
海外に出て初めて「日本人というパーソナリティ」を意識しました。

留学で得た経験・知識・価値観

海外に出て初めて「日本人というパーソナリティ」を意識しました。

最後の1か月はホームステイをしながら語学学校に通い、そこではTHUの学生が1人~2人、3人のみで、多くは海外の学生です。自分以外に頼れる人が少ない環境のなかで、フランス人やスペイン人などいろいろな国の方々と学べたことは、英語力が伸びたひとつの大きな要因だと思います。
また、海外で過ごすことで気づいたのは「日本人であることが、私自身のパーソナリティにもなる」ということ。自分の振る舞いひとつで、日本の印象が決まってしまう、という事実はカルチャーショックであり、大きな発見のひとつでしたね。日本では海外の方と接する機会は少ないので、物事を多角的に見るいいきっかけになりました。

イギリスで学んだことを活かし、海外と日本を繋ぐ仕事をしたい。

帰国後取り組んでいることや今後の目標

イギリスで学んだことを活かし、海外と日本を繋ぐ仕事をしたい。

イギリス留学で学んだことを日本でも役立てようと、日々意識して生活しています。近くの目標としては、TOEICの点数を維持・向上させて、就職活動や自分のキャリアに活かしていくこと。そして、身についた英語力を活かして、将来は海外と日本を繋ぐ仕事をしたいと考えています。正直、日本でもTOEICの点数を上げることはできると思うんです。でも、海外に関わる仕事をするとき、留学経験があると説得力が増すと思いますし、何より自分に自信を持てます。また、海外に半年間滞在したことで、自分が持っていた偏見や考え方もいい方向に変化しましたね。現地に行って“リアルを知れた”のは、本当に大きな糧になりました。

後輩へのメッセージ

THUは留学制度が充実しています。あとは勇気を出して、一歩踏み出してほしい!

私自身「半年は長いかも」「家族や友達と離れるのは寂しい」などと思い、留学を迷っていたのですが、今は留学して本当によかったと実感しています。もし行ける環境があるのなら、ぜひ挑戦してください。短期間の旅行では得られないものを必ず体験できるはずです。

どの学部の学生も申し込める留学プログラムがあり、現地で体験できる内容も充実しています。現地には日本人のスタッフもいて気軽に相談などもできますし、THUのキャンパスがあるので「英語力に自信がないから、現地の大学から選ぶのは不安」という方も安心してください。迷っているのなら、ぜひ勇気を出して行ってほしいです!