【部活動紹介】障がい者選手と健常者選手がハンディなしで戦う ベンチプレス競技
2018年度

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2018.06.28【部活動紹介】障がい者選手と健常者選手がハンディなしで戦う ベンチプレス競技

5月14日~19日にフィンランドのヴァンターで開催された「第3回世界クラシックベンチプレス選手権大会」に、健康医療スポーツ学部 柔道整復学科 吉田 啓英 助教が日本代表選手として参加しました。
吉田 助教による同大会レポート、そしてベンチプレス競技の魅力を紹介します。

【吉田 啓英 助教による「第3回世界クラシックベンチプレス選手権大会」レポート】

ベンチプレス競技は、その多くの大会において、障がい者選手と健常者選手がハンディなしの真剣勝負で戦う競技であることを皆さまはご存知でしょうか?5月にフィンランドのヴァンターで開催された「第3回世界クラシックベンチプレス選手権大会」では、世界38ヶ国から参加した550名(男350名、女200名)の選手による熱戦が、障がいの有無に関係なく繰り広げられました。今大会では、前回パラリンピックで銅メダルを獲得した、男子105㎏級のモンゴル国選手が、健常者の世界記録を塗り替えての優勝を果たしました。東京2020大会を目指す各国のパラリンピック代表候補選手達の活躍が、とても印象的でした。東京2020大会は『3つの基本コンセプト』を掲げています。そのひとつである「多様性と調和」において、世界中の人々が多様性と調和の重要性を改めて認識し、共生することを大会ビジョンとして描いています。「多様性」には障がいの有無も含まれます。通常、障がい者と健常者が同じ競技大会に出場することはありません。ベンチプレス競技は、障がい者と健常者がまさに「共生」できるスポーツなのです。

来年には、「第4回世界クラシックベンチプレス選手権大会」が日本で開催されます。本学ベンチプレス部の学生も参加し、競技だけでなく、多くのことを学ぶ機会としたいと決意を新たにしております。ベンチプレス部への皆さまの応援をよろしくお願いいたします。

全日本クラシックベンチプレス選手権大会出場、世界クラシックベンチプレス選手権大会出場権の獲得を目標とし、日々練習に励んでおります。
昨年は女子部員が、全日本クラシックベンチプレス選手権大会において優勝するなど、優秀な成績を挙げました。
「筋トレと勉強は努力を裏切らない。頑張った分だけ記録が伸びる。」をモットーに、部員一丸となり団体優勝と個人優勝に向けてまい進しています。また、部活動と学業の両立によって豊かな人間性を育み、知力・忍耐・協調性を備えた社会人となることを目指しています。

■部員数:14名
■活動日:月~金曜日 16:30~
■活動場所:千葉キャンパス トレーニング室

ベンチプレス部 主な成績
大会名 階級 記録
2016年度 第17回ジャパンクラシックベンチプレス
選手権大会
男子ジュニア 66㎏級 3位
男子ジュニア 83㎏級 2位
男子ジュニア 105㎏級 3位
2017年度 第18回ジャパンクラシックベンチプレス
選手権大会
女子ジュニア 57㎏級 優勝
女子ジュニア 72㎏級 優勝

大会の様子

開会式の様子

開会式の様子

試合中の様子

試合中の様子