千葉市との共催による『パラスポーツ講座』を開催しました。
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2020.02.25千葉市との共催による『パラスポーツ講座』を開催しました。

2月7日(金)、千葉キャンパスアリーナにて、千葉市と本学の共催、千葉ボッチャ協会のご指導による『パラスポーツ講座 ボッチャ体験会』を開催いたしました。この講座は、広く障がい者スポーツを表す「パラスポーツ」という言葉のもと、「車いすスポーツの聖地」を目指す千葉市が、パラスポーツの普及そして障がいの有無も含めた、一人ひとりを認め合う『共生社会の実現』に向けた意識を醸成することを目的としたものです。

本学からは、健康医療スポーツ学部 医療スポーツ学科 トレーナー・スポーツコースの学生と、同学部 看護学科の学生が参加しました。普段はキャンパス、そして学びの専門分野の異なる学生が一緒に参加することで、「互いの学びを認め、分かち合う」契機ともなりました。

千葉ボッチャ協会 会長の宮坂 昇さんから、ボッチャ競技の歴史やルールを解説いただいたのち、参加者同士での投球練習、そしてゲーム形式での体験を進めていきました。また、実際に車いすに乗り、アシスタントのサポートを受けながら、ランプ(勾配具)を使用して投球する体験もしました。

今回参加した看護学科の学生は、
「ボッチャがパラリンピックの正式競技ということは知っていましたが、初めて実際に競技を体験しました。ルールはとても簡単ですが、どういうアプローチでどこにボールを置くかを考え、思い通りの場所にボールを転がすための技術が必要だと思いました。障がいがある方には補助具も用意されており、子供からお年寄りまで誰もが楽しめるスポーツです。ぜひ沢山の人に体験して欲しいです。(赤塚 由佳さん)」
「ボッチャを体験し、車いすの方の参加では、サポートする人がその方の意思を尊重して手伝うルールになっていることを知りました。障がいがある人の意思を尊重しながら楽しくできるスポーツだということを学べ、とても貴重な体験になりました。(伊藤 七海さん)」
「講座に参加し、たくさんの戦術があり、一球一球で戦局が大きく変化するスポーツであるということを知ることができました。ボッチャは、選手の真剣なプレーに思わず見入ってしまう楽しいスポーツで、障がいの有無を問わず、老若男女誰でも参加できるので、ぜひ、観戦し体験してもらいたいと思いました。(岩崎 渓太さん)」
「ボッチャという競技の存在は知りませんでしたが、今回参加し、障がい者のためのスポーツである事を知りました。『障がいがあるからスポーツができない』ではなく、自分の好きなこと、自分が熱中できるものに出会えることが素晴らしいことだと思い、ボッチャの存在を社会に広めていく取り組みが大事だと感じました。このような機会に参加することができて、とても勉強になりました。(近藤 彩生さん)」
「ボッチャを体験し、車いすの方でも簡単、安全に多くの方と行える競技であることを知りました。ルールが簡単なので、試合をするのも見るのも両方楽しい競技です。パラリンピックでボッチャを多くの人に知ってもらい楽しんでほしいです。とても良い体験になりました。(福島 里奈さん)」
と、感想を語ってくれました。

また、今回のパラスポーツ講座のコーディネートを担当された医療スポーツ学科 馬場 准教授は「普段学生達は、競技体験会ボランティアなどの場面では、ミニコートでボッチャをすることが多いので、今回正式なコートサイズでプレーし、正確な判定をしていただいたことで、障がいの度合いや有無に関わらず、誰でも楽しむことができるボッチャの遊戯性だけではなく、その高度な競技性についても改めて実感することができたと思います。学生が今後、より多くの人と触れ合うツールとして、ボッチャを活用していってほしいです」とコメントしています。

いよいよ間近に迫った東京2020大会、また共生社会の実現に向けて、本学もパラスポーツ普及、振興に尽力してまいります。

当日の様子