
帝京平成大学 大学拠点接種の実施人数
10月末日時点、接種人数 8,457人(池袋キャンパス:3,023人、中野キャンパス:3,834人、千葉キャンパス:1,600人)
医療系人材を養成する本学の使命として、また社会に開かれた教育機関として大学の安全性の担保と持続的な学修機会を確保するため、帝京平成大学では7月上旬にいち早く新型コロナワクチンの大学拠点接種プロジェクトを発足しました。
帝京平成大学の建学の精神である実学の精神に基づき、本学には現場での医療従事者の経験を持つ教員が数多くいます。
そこで医師、看護師、薬剤師等の資格を持つ教員の方のご協力のもと10月末日時点、のべ接種回数16,868回の接種を学生、教職員、ご家族の方々などに実施しました。
今春からワクチン接種がスタートしたものの、10〜20代の若者の接種は進まない状況が続いていました。そのような状況の中で、大学として教育研究機関の活動を持続し、学生の活動による重症者数を増やさないという目的で、本学は7月という他大学よりも早い時期に大学拠点接種をスタート。学生の皆さんが安心して授業を受けたり、実習に行ける環境づくりを目指しました。
この接種において副反応、アナフィラキシーショック等に対応していただくための後方支援病院として東京警察病院、帝京大学医学部附属病院、帝京大学ちば総合医療センターにご協力いただいたことも大きな安心、安全につながりました。
実学の精神を基に、本プロジェクトに協力してくださった全ての教職員、医療従事者、関係者の皆様にこの場をお借りして改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
10月末日時点、接種人数 8,457人(池袋キャンパス:3,023人、中野キャンパス:3,834人、千葉キャンパス:1,600人)
ワクチンに関する誤った情報を正し、正しい情報を学生に伝えるため、ホームページ、学内情報ネットワークでの周知に加え、セミナーで各担任教員からの説明等、学生に正しい情報の発信を行いました。
協力していただいた医療従事者は、医師34名、薬剤師40名、看護師89名、救急救命士19名。
プロジェクトに関係する医療従事者に情報共有を行うために説明会とマニュアル作成を行いました。
医療チームで毎日安全に実施していくためにはコミュニケーションが何より重要であり、毎朝接種開始前にミーティングを実施。
起きやすい副反応の情報共有や改善事項について毎日ブラッシュアップしていきました。
ワクチンの安定性や使用期限等は厳格に定められています。大学拠点接種は3つのキャンパスで行われたため、亀井学部長を中心として、合同編成チームでマニュアルに基づいてワクチンの保管場所、解凍、針等
の運用管理体制を確定し共有しました。また、人員確保のために薬剤師免許を取得している教員に、模擬薬での分注訓練を3回行いました。
問診医からの注意指示があった接種者には臥床した状態で接種し、丁寧な経過観察をすることで接種者の不安を軽減するとともに、体調変化への迅速な対応を行いました。また、1回目に体調不良になった接種者の情報を整理し、2回目接種時には、問診医や看護師に事前連絡を行い、予防的対応を行ったため、接種者は安心して接種を受けることができたと思います。
予約や接種を受けるまでに時間がかかると思っていましたが、スムーズに接種することができました。柔道の全日本強化指定選手なので、早めに接種を完了して安心して試合に参加できるのが嬉しいです。
実習前にワクチン接種を受けることができて、コロナ感染に対する不安が軽減されました。学外実習をする学生が多いキャンパスなので、早期から大学拠点接種を始めてもらえたのは、とてもありがたかったです。