文部科学省、厚生労働省の担当の方々が、本学専門職大学院の授業を見学されました。
10月30日(月)、文部科学省 高等教育局専門教育課専門職大学院室 保坂孝室長、同室推進係長 長島雄大氏、および、厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 公認心理師制度推進室 公認心理師制度専門官 吉橋実里氏、同室資格・試験係長 東朋貴氏が本学を訪問され、本学専門職大学院の全教員と顔合わせをした後、本学専門職大学院の特徴である、実践力のある心理臨床家を育成する授業や附属研究施設「臨床心理センター」を見学され、馬場洋介研究科長、谷田征子教授、管心教授、久野晶子准教授との懇談が行われました。
授業見学では、「事例研究実習」を見学していただきました。この授業では、事例について、院生との質疑応答、および各専門領域の教員から複数視点に基づく意見交換がされ、どのように進めていけばよいのかについて、有意義な議論がなされました。その後、臨床心理センターでは、相談室およびプレイルーム等を見学され、来談者がどのような支援を受けているのか等、活発な意見交換がなされました。
懇談の場では、馬場研究科長から本学の沿革や教育理念の説明の後、就職に向けた支援、社会人学生が本学専門職大学院を選択した理由等のアンケートの共有、および、社会人経験者の入学者の傾向等について提示しました。谷田教授から本学のカリキュラム、学外実習等の特徴について、久野准教授から各種データに基づき、臨床心理センターの特徴の説明、各領域の医療機関・教育機関と連携した取り組み等を、管教授から医療領域における各機関との連携および豊島区との連携等について説明しました。その後、専門職大学院の現在と今後の在り方や、心理専門職の教育の見直しや改善について有意義な意見交換が行われました。
文部科学省、厚生労働省の担当者の今回の訪問は、本学にとっても、専門職大学院としての意義と実践力のある心理臨床家の育成という本学専門職大学院のミッションを再認識する貴重な機会になりました。