2025年度 健康医療スポーツ学部「チーム医療演習」が開講されました。
2025年度

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2025.10.102025年度 健康医療スポーツ学部「チーム医療演習」が開講されました。

健康医療スポーツ学部では、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、アスレティックトレーナー、救急救命士、愛玩動物看護師、看護師などを目指す学生が「チーム医療教育」にて「多職種連携」を学んでいます。2025年前期に全8回で、3年次開講科目「チーム医療演習」が開講されました。

「チーム医療演習」では、チームで連携・協働するための実践能力を身につけるために基本的技術の修得として、シミュレーションモデルを用いてのフィジカルアセスメントと心電図や医療現場で使用する除細動器(AED)を使用した救命処置の演習を実施しました。

チーム医療や多職種連携の重要性については、事例検討を通じて学びました。大規模地震発生後に帝京平成大学に避難所を設営し被災者の受け入れ、学生ボランティアとして実施可能な健康や生活の支援について、グループワークを行いました。災害時の避難者の特徴や生活・健康上の課題と対象者の強みなどを検討したうえで、支援計画についてのポスターを作成し、発表しました。事例検討と発表にて、各職種の特性や視点の違いについて実感しました。

また、事例の特性と避難所の人々を巻き込んだ支援からDisaster Life Support(DLS:災害生活支援)とチームや多職種連携で支援することの有効性や意義、課題について学びました。

学生からは「自分の意見を述べられるようになった。」「職種が違うと注目する部分が違い、対象者を見る視点が広がった。」「様々な専門職と検討することで、生活しやすい環境の提供になりQOLの向上につながる。」「楽しみながら学べた。傷病者が地域にもどってからの生活支援といった長期的視点での支援計画の重要性を学べた。今後のより一層の学びに活かしたい。」「他のグループの意見や支援計画から新たな視点を学べた。」との意見があがりました。

次年度以降も地域における総合的な健康づくりの推進力となる人材の養成を目指し、教育内容のさらなる充実に努めてまいります。

当日の様子

シミュレーションモデルを使用したフィジカルアセスメント

シミュレーションモデルを使用したフィジカルアセスメント

心電図や医療現場で使用する除細動器(AED)を使用した救命処置

心電図や医療現場で使用する除細動器(AED)を使用した救命処置

付箋紙を使用しながらの事例の検討

付箋紙を使用しながらの事例の検討

ポスター発表

ポスター発表

作成した支援計画 3グループ