健康科学研究科 柔道整復学専攻(修士課程)・健康科学専攻 柔道整復学分野(博士課程)
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健康科学研究科 柔道整復学専攻(修士課程)・健康科学専攻 柔道整復学分野(博士課程)

健康科学研究科 柔道整復学専攻(修士課程)・健康科学専攻 柔道整復学分野(博士課程)
健康科学研究科 柔道整復学専攻(修士課程)・健康科学専攻 柔道整復学分野(博士課程)

日本初の修士課程で学び、臨床の場で応用・実践できる人材を養成します

健康科学研究科 柔道整復学専攻修士課程

日本で最初の「柔道整復学」の大学院修士課程として発足した本専攻は、柔道整復術という伝統的臨床技術を体系立った応用学問として確立すること、経験に基づく施術を科学的に検証・評価し得られた知見を臨床現場にフィードバックすること、さらにスポーツ科学や健康科学への応用、寄与などを目標としています。柔道整復学はほかの健康科学や医療関連分野と異なり日本国内だけで発展してきたため、治療の科学的検証やメカニズムの解明が未だ十分ではなく、多くの検討課題が今後の研究に委ねられています。

本専攻では、古来武術家の治癒促進の術として発展してきた柔道整復術を起点として、健康科学の広い視野のもとで西洋医学の基礎医学・臨床医学の知識や方法論を取り入れて、教育及び研究を進めていきます。施術におけるEBM(Evidence-Based Medicine;科学的根拠に基づく医療)を重視した検討や機能解剖学的な解明を学修し、未解決問題への挑戦をします。さらに運動指導・運動療法・予防的運動処方への応用も意向しています。今後の課題として、統合医療の一翼を担うトータルケアを指向する柔道整復学や、国際的な柔道セラピー(Judo Therapy)の普及も視野にいれています。

以上の理念のもとでの学修と研究により、科学的思考力と生涯学習の習慣を身につけた臨床家・研究者・教育者の養成を目的としており、未開拓分野である柔道整復学の進歩発展にパイオニア精神で挑む意欲のある大学院生を求めています。

健康科学研究科 健康科学専攻 柔道整復学分野(博士課程)

柔道整復学分野では、柔道整復学分野及び関連領域の研究者や教育者の養成を目的としています。修士課程の主な教育目標は、経験に基づく柔道整復の施術を科学的に検証し、得られた知見を臨床現場の活動にフィードバックすることでしたが、博士課程では、自立した臨床研究者として必要な基礎的能力を養います。研究したい課題を明確にし、関連する文献を検索・読解し、研究計画を策定・実行する過程を通して、研究者の視点と臨床研究の思考法を身につけた研究者や教育者・研究指導者を養成します。

研究科長からのメッセージ

多職種連携的実践教育から学際的研究へ

山本 通子
健康科学研究科長 山本 通子 Yamamoto Michiko

医療の場ではチーム医療の重要性は常識になっています。昨今は医療施設内でのチーム医療の枠を越えて、在宅医療、障がい者や高齢者のケア、要介護予備軍への対処、さらには地域住民全体の健康の維持・増進など、行政を含めた関連他職種との連携が必要な状況が増えています。そして教育の場では、多職種連携教育という用語がキーワードになっています。多様な医療職種の院生が共に学ぶ健康科学研究科は、各専門分野の医療技術者としての卓越を目指すだけではなく、他職種を理解し、連携力やリーダーシップを身につけ、健康科学の広い視野に立って学際的領域の研究にも興味を持つなど、臨床や教育・研究の場で将来活躍・発展する素地を作る良い機会を提供できると思います。本研究科を修了した有為な人材が、種々の分野で活躍することを期待しています。

専攻長からのメッセージ

柔道整復学の科学的根拠にもとづく専門教育と研究

内田 俊也
柔道整復学専攻長 内田 俊也 Uchida Shunya

いま日本では柔道整復師による整骨院や接骨院の設置ラッシュとなっています。社会の成熟化や超高齢社会の進行にともない需要が増大し、国が認める保険医療ができるからですが、一方、医業類似行為ではない療法との境界が不明瞭なことに起因する健康被害など様々な問題が出て来ています。このようなときこそ地道な研究と努力が、医学・医療と健康に寄与する柔道整復学の発展のために必要と考えます。
本学建学の精神である「実学」「実践能力」「創造力」そして「人間性」を基本に、柔道整復学分野のレベルの高い臨床家・研究者・教育者の養成に尽力します。

特色

理論面と実践・応用面とのバランス

中央教育審議会答申「新時代の大学院教育」では、高度専門職業人の養成に必要な教育として、「理論的知識や能力を基礎として、実際にそれらを応用する能力が身につく体系的な教育課程が求められる」と述べています。これを実現するために、理論面を中心にした授業と、実践・応用面に力点を置く授業とのバランスを考えた科目構成で教育を行っています。
また理論的な理解が実践能力や応用力に結びつくように配慮しながら授業を進めています。

専門分野の深い知識と境界領域の幅広い知識とのバランス

医療専門職としての柔道整復学分野の知識を深め、エビデンスに基づいた医療の実践を目指すことは重要です。しかし専門分野にだけ目を向けていると、知識や思考が狭くなりがちです。他の医療職種の学生とも一緒に学ぶ健康科学研究科柔道整復学専攻では、健康科学の広い視野を養う姿勢で教育する方針です。そのために、研究科共通の基礎科目と専攻の専門科目の連携を重視して授業を展開しています。専門科目の基礎知識として必要性の高い基礎科目は1年次前期に配置して、全員が履修するように指導しています。

課程修了の認定及び学位

健康科学研究科 柔道整復学専攻(修士課程)

課程 修士
在学期間 2年以上4年以下
修得単位及び条件
  • 30単位以上
  • 学位論文の審査及び試験に合格した者
学位 修士(健康科学)

健康科学研究科 健康科学専攻 柔道整復学分野(博士課程)

課程 博士
在学期間 3年以上6年以下
修得単位及び条件
  • 16単位以上
  • 学位論文の審査及び試験に合格した者
学位 博士(健康科学)

※担当教員、研究指導内容などは変更になる場合があります。教育研究及び担当教員

健康科学研究科 柔道整復学専攻(修士課程)

健康科学分野における生活習慣病と運動の関連についての病態生理学的研究法

教授 内田 俊也

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生活習慣病と運動の関係性はますます強調されています。運動はインスリン抵抗性を改善するだけではなく、循環器・腎臓・電解質代謝にも密接に関連している。運動生理学的見地を考慮した柔道整復施術への応用を試み、データの解析方法についても指導します。

臨床柔道整復学(骨折、脱臼、捻挫・筋腱軟部損傷の非観血的療法の治療方法等)・運動器のバイオメカニズム・医療経済学

教授 樽本 修和

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柔道整復の外傷(骨折、脱臼、捻挫・筋腱軟部損傷)・手技療法などの臨床研究と基礎運動機能の研究を考えています。それに関連する研究計画を作成し、仮説の設定・実験及び調査方法・データの解析法を指導します。

健康科学研究分野における身体感覚に関する脳の情報処理基盤の研究

教授 長濱 節子

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体制感覚、特に痛覚系は生体の防御系として重要です。身体の痛みの認知は、心理的因子や社会的要因により影響を受けやすいことが知られています。「痛み」と特殊感覚との関係性をテーマとし、大脳レベルの疼痛認知機構を解明する研究を指導します。

柔道整復臨床研究・腱炎の修復過程と画像診断について

教授 安田 秀喜

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肉離れや腱障害などの腱炎修復過程を、超音波検査カラードップラー法にて血流評価を行い、さらに弾性イメージング法にて筋の弾性を評価します。これらの画像所見と腱炎の臨床症状を対比検討し、腱炎の修復過程における画像診断の有用性について検討する研究を指導します。

健康科学分野の研究法の基礎、骨・カルシウム代謝、生活習慣病一般

教授 山本 通子

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超高齢社会において患者数が増加している疾患の一つである骨粗鬆症について、その予防や進行防止に関連する栄養学的側面や運動の効果について、ライフステージを考えた視点からの研究を指導します。

柔道整復臨床研究・神経損傷後の運動機能・運動器解剖

准教授 掛川 晃

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柔道整復師が臨床現場で遭遇する疑問点について研究テーマを設定し、研究デザインの立て方、計測・データの収集方法、データの解析方法について指導します。

臨床柔道整復学(骨折・脱臼・捻挫・スポーツ障害等における傷害特性の理解と治療方法)傷害の機能解剖学的理解

准教授 原口 力也

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身体動作・運動のバイオメカニズム的理解を通じて、柔道整復術への応用可能な身体特性や傷害特性の研究指導を行います。

健康科学研究科 健康科学専攻 柔道整復学分野(博士課程)

スポーツ健康科学、運動生理学

教授 博士(健康科学) 樽本 修和

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柔道整復師が開発する、新しい徒手技術や、使用する物理療法機器の検証研究から、柔道整復師が人々の健康増進に寄与するための応用研究を行います。

臨床柔道整復学

教授 博士(健康科学) 樽本 修和

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柔道整復の治療における効果検証の研究を行い、手技療法を中心にそのエビデンスを探求し、技術の開発研究を行います。

臨床画像診断学

教授 医学博士 安田 秀喜

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柔道整復師の臨床現場での画像診断は、病気で生じた身体の所見把握及び治療効果判定に用います。健常人の画像所見を学びながら、柔道整復師が関わる外傷の治癒過程を画像所見から検討研究します。

運動器解剖学、臨床機能解剖学

准教授 博士(医学) 掛川 晃

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運動器外傷・障害が好発する部位の詳細な「解剖学的構造」について研究調査を行います。先行文献と比較し、「解剖学的構造と臨床との関連性」について考察を行い、論文作成の指導を行います。