健康科学研究科 病院前救急医療学専攻(修士課程)・健康科学専攻 病院前救急医療学分野(博士課程)
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健康科学研究科 病院前救急医療学専攻(修士課程)・健康科学専攻 病院前救急医療学分野(博士課程)

健康科学研究科 病院前救急医療学専攻(修士課程)・健康科学専攻 病院前救急医療学分野(博士課程)
健康科学研究科 病院前救急医療学専攻(修士課程)・健康科学専攻 病院前救急医療学分野(博士課程)

病院前救急医療学の基礎を築き、新たな時代を創る指導的な人材を養成します

健康科学研究科 病院前救急医療学専攻修士課程

救急救命士制度の誕生から20年以上が経過した昨今、高齢化による重症傷病者の搬送件数が増加し、医学的処置を行いながら搬送する救急救命士が注目されています。しかし、救急救命士の働く職場は消防機関に限定されており、医療人としての視点はほとんど活かされていない現状にあります。近年、救急救命士による処置範囲拡大の議論が進むなか、医学的知識や技術を深めた救急救命士が救急搬送に関わるようになり、病院前救急医療に関心が集まっています。

病院で行われている医療とは大きく異なる病院前救急医療では、学問体系が未だ確立されていない現状にあります。このような状況にあって本専攻では、日本救急医学会の救急専門医として救急医療の最前線である救命救急センターを指揮してきた教授陣により、病院前救急医療学の基礎を築き、新たな時代を創る指導的人材の養成を目指しています。

具体的には、蘇生学・外傷学・災害医学・急性中毒学・救急医療システム学などについて専門の教員から指導を受けます。救急医療システム学については、日本の現状を知るばかりではなく、欧米のシステムの現状を学んで今後のわが国のシステム改善に向けた議論を深めることを目標にしています。また、東日本大震災後に注目されている災害医学についても「救急救命士に何ができるのか」を問い直すことから検討しているところです。

ハードルはまだまだ高いものの、救急救命士の活躍の場は今後少しずつ拡大するものと期待されます。そのときにすぐ役に立つ人材を育てていくのが本大学院の病院前救急医療学専攻の責務と考えています。

健康科学研究科 健康科学専攻病院前救急医療学分野(博士課程)

病院前救急医療は、国民の生活に直結する重要な社会インフラです。救急搬送サービスに医療の視点を取り込んだ救急救命士制度において指導者としての資質を有する人材が求められています。博士課程では、病院前救急医療学の知識を蓄積し、拡大・精選・伝達し得る能力を養い、自立して病院前救急医療学の研究・開発ができる専門家を養成することを目的としています。

研究科長からのメッセージ

多職種連携的実践教育から学際的研究へ

山本 通子
健康科学研究科長 山本 通子 Yamamoto Michiko

医療の場ではチーム医療の重要性は常識になっています。昨今は医療施設内でのチーム医療の枠を越えて、在宅医療、障がい者や高齢者のケア、要介護予備軍への対処、さらには地域住民全体の健康の維持・増進など、行政を含めた関連他職種との連携が必要な状況が増えています。そして教育の場では、多職種連携教育という用語がキーワードになっています。多様な医療職種の院生が共に学ぶ健康科学研究科は、各専門分野の医療技術者としての卓越を目指すだけではなく、他職種を理解し、連携力やリーダーシップを身につけ、健康科学の広い視野に立って学際的領域の研究にも興味を持つなど、臨床や教育・研究の場で将来活躍・発展する素地を作る良い機会を提供できると思います。本研究科を修了した有為な人材が、種々の分野で活躍することを期待しています。

専攻長からのメッセージ

国際的な視野を持ち、後輩救急救命士を教育・指導できる人材を養成します

鈴木 宏昌
病院前救急医療学専攻長 鈴木 宏昌 Suzuki Hiromasa

病院前救急医療学専攻は、指導的な救急救命士を養成するために生まれた専攻です。救急救命士が誕生して20年以上が経過した今日、専門職として先輩救急救命士が自分たちの後輩を育てていく時代が来たと思われます。そのためには国際的な視野を持ち、科学的思考力を身につけて、高等教育機関で教育職につく学識と能力を持った指導的な救急救命士が求められます。病院前救急医療に関わる幅広い領域に問題点を見つけ、科学的な思考で解決していく能力を身につけた人材を養成します。

特色

充実した教授陣により指導的救急救命士を養成します

本専攻では、救命救急センター長を経験してきた日本救急医学会専門医などが教授陣として救急救命士の指導者となるべき人材の養成に努めています。病院前救急医療には医療の視点を持った指導的救急救命士の存在が求められています。そのため、関連する救命救急センターで研修を行うなど、医療の現場との接点を大切にするとともに、国際的視野を持った研究者として、また優れた指導者として自立できるよう指導しています。

多様な医療関連の学問を学び、多彩な医療職とコミュニケーションのとれる能力を身につけます

今、医療界ではチーム医療が大切なキーワードになっています。医療に関わる多くの職種の人たちがコミュニケーションを通じて関わり合い、医療の質の向上を目指しています。
健康科学研究科は、病院前救急医療学専攻を含み9つもの医療に関する専攻があります。院生同士あるいは院生と教員の交流により、多様な医療関連の学問に接するとともに、他医療職とのコミュニケーションを通して医療人としての幅広い人間性を育むことができます。

課程修了の認定及び学位

健康科学研究科 病院前救急医療学専攻(修士課程)

課程 修士
在学期間 2年以上4年以下
修得単位及び条件
  • 30単位以上
  • 学位論文の審査及び試験に合格した者
学位 修士(健康科学)

健康科学研究科 健康科学専攻 病院前救急医療学分野(博士課程)

課程 博士
在学期間 3年以上6年以下
修得単位及び条件
  • 16単位以上
  • 学位論文の審査及び試験に合格した者
学位 博士(健康科学)

※担当教員、研究指導内容などは変更になる場合があります。教育研究及び担当教員

健康科学研究科 病院前救急医療学専攻(修士課程)

社会安全の基盤としての救急対応体制

教授 刈間 理介

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救急搬送体制や病院との連携体制について、地域間の相違点などを調査・比較検討し、社会安全の基盤としての理想的な救急対応体制について検討します。

組織風土と職務満足・安全行動

教授 刈間 理介

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救急隊員や看護師、交通機関従業者などを対象に、組織風土が職務満足感及び安全行動に与える影響について調査・検討します。

病院前救急医療システム学

教授 鈴木 宏昌

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病院前救急医療の発展の経緯、救急救命士制度の現状と問題点について研究指導を行います。

外傷と生体侵襲

教授 鈴木 宏昌

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外傷の疫学、外傷の病態、外傷に対する生体反応などについて研究指導を行います。

急性中毒学

教授 鈴木 宏昌

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病院前救急医療に必要な急性中毒について研究指導を行います。

災害と人間

教授 福家 伸夫

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ヒトの生活とその環境の連関の破綻として災害をとらえ、災害がヒトの生活にもたらす身体的・精神的・社会的影響について検討し、その対策につき考察します。

感染症学

教授 山浦 常

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病院前救急医療の現場における感染対策の必要性について研究指導を行います。

災害と遺伝子

教授 山田 修

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各種災害時における被災者や医療従事者の意識を調査し、災害経験が与える行動変化だけではなく、免疫反応や生体恒常性の維持に関わる遺伝子変化についても研究指導を行います。

健康科学研究科 健康科学専攻 病院前救急医療学分野(博士課程)

社会安全の基盤としての救急対応体制

教授 博士(医学) 刈間 理介

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救急搬送体制や病院との連携体制について、地域間の相違点などを調査・比較検討し、社会安全の基盤としての理想的な救急対応体制について検討します。

組織風土と職務満足・安全行動

教授 博士(医学) 刈間 理介

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救急隊員や看護師、交通機関従業者などを対象に、組織風土が職務満足感及び安全行動に与える影響について調査・検討します。

病院前救急医療システム

教授 博士(医学) 鈴木 宏昌

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我が国と諸外国の救急医療システムの違いを英語の文献で学び、救急救命士制度の現状と課題、指導者教育のあり方などについての研究指導を行います。

外傷と生体侵襲

教授 博士(医学) 鈴木 宏昌

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外傷の病態、外傷傷病者の病院前救護などについて最新の文献を基に深く学ぶとともに研究指導を行います。

急性中毒学

教授 博士(医学) 鈴木 宏昌

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病院前救急医療に必要な急性中毒の病態や対応について学ぶとともに研究指導を行います。

感染症学

教授 医学博士 山浦 常

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救急活動の現場において重要な感染症とその病原体について学び、感染対策の基本的な考え方や感染予防の実際などについて研究指導を行います。

災害と遺伝子

教授 医学博士 山田 修

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各種災害時における被災者や医療従事者の意識調査を行い、災害経験が与える身体的・精神的変化だけでなく、免疫反応や生体恒常性の維持に関連する遺伝子変化について学び、その結果から生体侵襲の軽減を図る方法を見出す研究指導を行います。