ランシット大学とオンライン研修を開催しました。
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2021.03.29ランシット大学とオンライン研修を開催しました。

11月17日(火)健康メディカル学部 理学療法学科は、タイ王国ランシット大学理学療法学科と学生交流を行いました。例年、ランシット大学と本学は相互に相手の学生を受け入れて研修を行っておりましたが、今年度は新型コロナウィルス感染症の流行で相互に行き来ができないため、海外研修の代替として、オンラインでの開催としました。
研修の目的は、タイ王国のリハビリテーションを学ぶこと、日本とタイ王国の相互理解を深めること、そして本学教員・学生とランシット大学教員・学生間の友好を深めることとし、今年度のテーマは”How to Manage the COVID-19 Pandemic in Physical Therapy? – The Case of Thailand and Japan”(新型コロナウィルスパンデミック下でどのように理学療法を実施するか タイ王国と日本のケース)としました。ランシット大学からは67名、本学からは132名が参加して盛況に開催されました。

本研修において、以下の成果が認められました。

  1. 新型コロナ禍のタイ王国での理学療法を学び、感染対策の重要性の認識を深めました。
    (学生の声)
    ・「タイの大学でも日本の大学でも、基本的なコロナ感染対策は同じであったことについて、当たり前の手洗い・うがい・体温測定などがとても重要であることが再認識できた」
    ・「国が異なっても感染対策として行っていることはほぼ同じであるため、改めてこれら感染対策の大切さを実感した。タイでのロックダウン中の学生の過ごし方、病院やメディカルチーム、理学療法士などの対応を見ることができて勉強になった」
  2. 両大学間の相互理解と友好を深められました。
    (学生の声)
    ・「(オンライン授業で)タイの学生も家でパソコンの画面に向かって1人でも頑張っているのを見て、自分も頑張ろうと思えた」
    ・「タイの学生さんは明るい人が多く、親しみやすい印象が強かった。(コロナ禍で)直接会うことは難しいが、実際に会って話をしてみたいと思った」
  3. 理学療法士も新型コロナウィルスの影響を受けていることを理解しました。
    (学生の声)
    ・「患者様の身の回りのことや身体の基本的なこともすべて看護師さんが行うと思っていたが、体位変換や廃用予防などは理学療法士が行うと聞いて驚いた」
    ・「消毒や検温などの感染予防対策業務が増えたことによる業務量の増加や、入院・外来患者の減少により、収入減少など、たくさんの影響を受けていることが分かりました」

初めてのオンラインでの実施になりましたが、上記の通り、一定の教育的成果があることが確認できました。理学療法学科では、今後も学術交流を継続してまいります。
 

プログラム概要

  • Brief Overview of COVID-19 Tsuyoshi Kageyama, Associate Professor
  • Students’ Session:
    ・Preventing COVID-19 and stopping its spread in Japan Akari Goto  Yuki Nishikubo  Narutoshi Yoshida
    ・Covid-19: Effect On Student Life Baramee Aungsirikhulthumrong
  • Teachers’ Session:
    ・COVID-19 in Thailand; Physical Therapy management Sirin Sittisuwannasin, Lecturer
    ・Physiotherapy under COVID-19 pandemic in Japan Kotaro Tamari, Associate Professor

当日の様子

学生報告者の後藤 星さん、西久保 雄基さん、吉田 成寿さんを含めた記念撮影
司会の飯田 講師、報告者の玉利 准教授、景山 准教授