ヒューマンケア学部 看護学科の教員が「第123回日本医史学会学術大会」で受賞しました。
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2022.06.13ヒューマンケア学部 看護学科の教員が「第123回日本医史学会学術大会」で受賞しました。

ヒューマンケア学部 看護学科 松村 紀明 准教授が「第123回日本医史学会学術大会(2022年5月14日(土)~15日(日) 会場:愛媛県医師会館)」において富士川游学術奨励賞を受賞しました。

日本医史学会は、日本医学会を構成する120以上の学会の第1分科会に位置づけられ、1927年に設立された歴史ある学会です。富士川游学術奨励賞は、毎年優れた業績に対して授与される賞です。

受賞した研究テーマ「明治種痘の研究—補完する種痘積善社と対立する種痘勧善社—」は、日本医史学雑誌に発表したもので、明治初期の近代的な医療システムの形成過程において、江戸時代から行われていた種痘(天然痘に対する予防接種)の実際を初めて明らかにしたものです。

松村准教授は「明治10年代前半まで、民間の医師たちによる医療システムが大きな役割を担っており、種痘積善社や種痘勧善社といった、民間医のグループ(結社)が種痘(天然痘に対する予防接種)を無料・低額で行っており、明治政府による中央集権的な予防接種システムが確立したのはそれ以降である。」と考えています。

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