交流から「共創」へ:人文社会学部 観光経営学科の学生が産官学連携による神戸・岡本実習を実施しました。
2025年度

ニュース

2025.12.04交流から「共創」へ:人文社会学部 観光経営学科の学生が産官学連携による神戸・岡本実習を実施しました。

人文社会学部 観光経営学科は、神戸・岡本商店街との連携や神戸市の協力を得て、観光・地域イノベーションに取り組んでいます。3年目となる2025年は、1年生15名(留学生7名:中国・ネパール・ベトナム出身)が2泊3日の実習に参加しました。

初日:商店街「まちあるき」と六甲山「森あるき」

岡本商店街振興組合・阪部理事による「まちあるき」、続いて、ほくら〜ととや森の世話人倶楽部・髙田さん、米山さん他の案内で「森あるき」を実施しました。六甲山の森が観光・地域資源としてもつ価値を体験的に学びました。

2日目:KIITO見学と公開講評会

KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)を見学した後、公開講評会を開催しました。専門家3名から地域材(木材)の活用やまちづくりの実践例を学びつつ、「観光みくじ」をテーマに学生15名が提案を発表しました。発表では、阪神淡路大震災の復興を外部の視点から捉えた表現や、エベレストと六甲山を比較したユニークな視点などが注目され、登壇者・参加者との活発な対話が生まれました。

最終日:工房で「観光みくじ」の検討プロセスを作品化

SHARE WOODS.山崎さんの工房を訪問し、「観光みくじ」の木材”KOBE WOOD”について検討したプロセスを、一つの作品としてまとめました。

地域に還元してこそ完成する学び

2023年から続く本プロジェクトは、成果物を地域や大学で配布し、活用されて、観光・地域イノベーションに寄与できたら完成します。学生たちは正解のないテーマに向き合いながら、地域の観光活動につながるアウトプットへと、今後もブラッシュアップを続けていきます。