人文社会学部 児童学科 小学校・特別支援コース 教授。兵庫教育大学大学院 学校教育科 障害児教育専攻 修了。学士(社会)、修士(学校教育学)。文部科学省特殊教育調査官、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所・上席総括研究員などを歴任し、2017年度より現職。聴覚障害教育全般に豊富な知識や幅広い見識を持つ。



- 2021/12/21
- 児童学科
小学校・特別支援コース
聴覚障害のある児童生徒への合理的配慮、
インクルーシブ教育の構築を目指して
これからの聴覚障害教育を支える人材を育成するために
児童学科・小学校特別支援コースにおいて、「聴覚障害心理・生理・病理」、「聴覚障害児のコミュニケーション」、「特別な支援を必要とする子どもの理解」、「障害児教育実習」などの授業を担当し、将来学校現場に出ていく教職志望の学生に対して、聴覚教育に関する内容を指導しています。
文部科学省は聴覚障害がある児童・生徒について、「できるだけ早期から適切な対応を行い、音声言語をはじめその他多様なコミュニケーション手段を活用して、その可能性を最大限に伸ばすことが大切です」と述べています。私はこれからの聴覚障害教育を支える人材を育成するべく、「特別な教育的ニーズのある幼児児童生徒への合理的配慮」、「聴覚障害の特性に応じた支援と指導」、「聴覚認知と言語発達、コミュニケーションに関すること」、「インクルーシブ教育システム構築の合理的配慮・経費」などの研究に取り組んでいます。同時に、全国各地の教育現場におけるセミナーや講習会でも、実践的な指導法などを発信しています。



藤本 裕人