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大規模災害時における鍼灸支援活動の実践と意義
2021/12/21
鍼灸学科
トレーナー・鍼灸コース

大規模災害時における鍼灸支援活動の実践と意義

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

自然災害の多い日本における、SDGsに即した支援活動の必要性

私は医療支援団体であるThe Association of Medical Doctors of Asia (AMDA)に所属し、2011年の東日本大震災をきっかけとして、大規模災害時の医療支援活動(特に鍼灸支援活動)に携わってきました。2014年には豪雨による京都府福知山市での広域浸水被害および広島市土砂災害、2016年の熊本地震、2018年の西日本豪雨、2019年の東日本台風、そして2020年には九州豪雨における医療支援活動に参加、あるいはコーディネートをしてきました。本学からも多くの教員が派遣され、被災者の支援活動に参加しています。

自然災害が多発する近年の日本では、誰もが被災者となる可能性があり、日頃から災害の発生を想定し、様々な人道支援の備えをすることが必要です。このような状況での支援活動の実践は、SDGsが掲げる気象変動に伴う自然災害時の被災者支援、望まない中で災害弱者となった方々への治療と健康の維持管理、その活動に不公平は存在しないこと、また多職種連携によるパートナーシップが活動の根幹にあると言えるでしょう。

鍼灸や柔道整復などの東洋医療技術による被災者支援は、まさにSDGsに則して展開されています。今後、そのニーズはさらに高まると想定され、起り得る大規模災害において、なくてはならない支援職種となることが大いに期待されます。

今井 賢治

今井 賢治

ヒューマンケア学部 鍼灸学科 教授。認定特定非営利法人AMDA災害鍼灸ネットワーク代表世話人。明治鍼灸大学大学院 博士課程修了。東洋医学、神経科学一般、環境生理学、災害医療を研究分野とし、「鍼灸」、「自律神経」、「ストレス・疼痛制御」、「災害鍼灸」、「鍼開発」、「日本における医療文化史」を主な研究項目とする。

  • 帝京平成大学
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