管理栄養士を目指す学生チームが課題に向き合い、主体的に活動

健康栄養学科では「フードロス」について学ぶ講義があります。食の専門家である管理栄養士にとって、この難しい課題を理解し解決する姿勢は、今後ますます必要となるでしょう。そこで、この課題を考える学生グループが立ち上がりました。それが、チーム「もったいない＋（プラス）」。廃棄する食材を有効活用した「焙煎ふすまかりんとう」をかりんとう製造会社と協力して開発するなど、学生が主体的にフードロス対策を考えて活動しています。

2019年には本学の学園祭「梟祭」で、豊島区環境清掃部ごみ減量推進課と食品ロス対策を含めた循環型社会を目指す支援を行う企業と産学官でフードドライブを実施しました。フードドライブとは、各家庭で余った食品を持ち寄り、食料の提供を必要とする団体や個人に寄付する活動。同年５月に「食品ロス削減推進法」が成立し、国内でフードロスに対する関心が高まる中、管理栄養士を目指す学生として、この課題とどう向き合うか。こうした問いが活動の原動力となりました。食品の集荷率を上げるため、事前に制作した動画をSNSでアップしたほか、近隣の商店や企業にポスターを持参して宣伝活動を行うなど、積極的に準備して臨み、当日は世界のフードロス事情やフードドライブの現状をポスターで展示発表しました。学内外のご協力によって集まった食品は２日間で113点となり、豊島区環境清掃部ごみ減量推進課によって、区内のこども食堂や福祉施設へ届けられました。

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