- 2021/12/21
- 言語聴覚学科
地域貢献を目的とした公開講座
「ことばと聴こえの相談会」の開催
教員・学生が地域住民と交流し、健康・福祉に寄与
言語聴覚学科では、教員の持つ知識や技能を活用し、地域貢献事業として「ことばと聴こえの相談会」という公開講座を年に1回開催しています。これは大学周辺の地域の方に、言語聴覚障害や言語聴覚士について広く知っていただくことを目的に企画されたもので、豊島区の後援も得ています。
毎回、前半は教員による講演、後半は相談会や体験会など参加型の催しという2部構成で行っています。2017年度は「加齢による難聴と補聴器」というテーマで開催し、黒田生子教授による講演と簡易聴覚スクリーニング検査、また補聴器の相談会を実施しました。2018年度は「気になるもの忘れ~そのもの忘れ大丈夫? もの忘れがあっても大丈夫?」というテーマで、永井知代子教授が記憶障害や認知症についての講演を行い、植田恵准教授の指導のもと、学生が認知機能を維持する食事や運動について調べたことを発表しました。記憶の訓練法や認知症予防の体操など、参加型のプログラムを楽しんでいただき、グループ相談会の時間も設けました。2019年度は「育てよう! 子どもの発音~気になる発音ありませんか?」というテーマで開催しました。佐藤亜紀子講師が子どもの発音の発達などについての講演を行い、後半は学生が考案した手遊びやお口の体操を、参加者の皆さんにも体験していただきました。本学科では、これからも地域貢献事業として継続的に開催する予定です。
健康メディカル学部 言語聴覚学科
少人数担任制によるきめ細やかな個別指導のもと、確かな実践能力を養成。基礎から段階的に学ぶことができるカリキュラムを編成し、医療施設などにおける施設見学や臨床実習を行い、コミュニケーション能力の改善を支援する専門家の育成を目指す。