臨床工学コース 教員インタビュー
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健康メディカル学部 医療科学科 臨床工学コース

柱 尚樹
健康メディカル学部 医療科学科 臨床工学コース 柱 尚樹

Q. 臨床工学コースの特徴・雰囲気を教えてください

A. このコースの特徴は、在籍学生のほとんどが臨床工学技士という国家資格取得に為に学修をしていることです。臨床工学技士という資格が示すとおり、医学と工学が唯一同居している資格かと思います。したがって医学系・工学系双方の教員が授業を担当しているため、バラエティーに富んだ教員や学生が在籍しています。また、専門学校とは大きく違う点として医療系への興味より工学系の興味が強くなった学生は、国家試験を受験せずに興味のある科目を学び卒業する学生もいます。

Q. おすすめの授業を教えてください

A. 生体計測装置学Ⅰ・Ⅱは、臨床工学技士が取り扱う各種医療機器について学びます。生体計測装置とは、体から発せられる微弱な信号を計測する機器全般の事です。皆さんが、学校の健康診断などで、身近に接する機会がある機器としては、心電図や胸部X線、血圧計などがあります。また病院では、呼吸器や脳波・筋電計、MRI等があります。ここでは一部ですが、いずれも臨床工学技士が保守・管理を行う重要な医療機器です。講義では、イメージを掴みやすいように、わかりやすい言葉と、これら装置の原理を写真などを多用して、医学・工学の両面から理解を深めるように行っています。

Q. こういう学生と一緒に学びたい!

A. 医療に興味があり、患者様の支えになれるような感性を持った人。また、臨床工学技士とは常に医療での最先端の知識が要求される職種なので、新しいものに関心がありそれを真摯に探究できる人。また医療は医師一人で行えるものではなく、多くのコメディカルの人たちと協力しチーム医療の実践ができる協調性を待った学生と学びたいと思っています。

Q. 取得可能資格の特徴と将来の就職先を教えてください。

A. 臨床工学技士国家試験取得者はほとんど医療機関(病院、クリニック)に就職します。認定試験(第2種ME技術実力検定試験等)の取得者は医療機器メーカーやその代理店などに就職する学生もいます。また、特に資格取得をしない学生も大学卒業単位を取得し、個々に興味のある分野(情報系、介護系、販売営業系、その他多職種)に就職をしています。

Q. パソコンや機械の扱いが慣れていないのですが、勉強についていけますか?

A. パソコンに関しては、大学共通のコンピューター演習と言う科目が設定されており、また担当される先生も本コースにおいてはコースに在籍される情報工学専門の教員が丁寧に指導して頂けます。機械(医療機器など)については学内実習室に実際病院で使用している医療機器を多数保有していますので、全ての学生が直接自ら操作をすることにより実践的に学修ができます。

Q. 国家試験対策を教えてください。

A. 2年次より専門科目が多く設定されており、これらを指定科目と称し国家試験受験に必要な履修科目となっています。この科目の授業は少なからず国家試験を意識した内容になっており、学年早期から国家試験に慣れる学修を実施しています。特に4年次は外部医療機関で行う臨床実習と同時に臨床工学演習という科目で徹底した国家試験対策を行っています。