A. おすすめの授業は、3年次の配当科目である「地域作業療法学実習」です。この授業で学生は、豊島区内を中心とした高齢者施設や障害者施設を実際に見学し、そこでの体験を交えることで周辺地域の社会資源の理解をより実践的に深めていきます。また、授業の中で、学生同士で考えた支援プログラム内容についてディスカッションをする機会も含まれており、相手に伝えるための資料の作成からプレゼンテーションまでの必要な能力も養われます。
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健康メディカル学部 作業療法学科
Q. 作業療法学科の特徴・雰囲気を教えてください
A. 作業療法学科には相手を思いやり行動できる雰囲気があります。作業療法学士を志す学生さんたちの中には、人と関わることが好きで、人を支援することを仕事にしていきたい思いがある反面、生活のなかで人とコミュニケーションをとることの難しさを経験している学生さんも少なくはありません。作業療法学科には、小グループでディスカッションをする授業が多く組み込まれています。これらの授業を通じて相手の意見を捉える、自分の考えを整理し伝える経験を多く積むことができるのも作業療法学科の特徴の一つです。
Q. おすすめの授業を教えてください
Q. こういう学生と一緒に学びたい!
A. 作業療法は、心や身体に障害がある方や高齢の方々の生活がよりよくなるように様々な作業を通じてサポートをする職業です。専門職として社会に貢献できるように、日々の地道な勉強を積み重ねる姿勢は持っていて欲しいです。また、人と関わる職業ですので、自分だけでなく周囲の人に対する敬意と思いやりの気持ちを持ちながら接することができる学生さんと一緒に学びたいと思っています。
Q. 取得可能資格の特徴と将来の就職先を教えてください。
A. 本学作業療法学科を卒業することで、「作業療法士国家試験の受験資格」を得ることができます。
国家試験を合格し作業療法士として社会で活躍できる場は、病院をはじめ、地域の介護施設、福祉施設、大学の研究機関、特別支援学校などの教育現場と幅広いのが特徴です。
Q. 作業療法の魅力を教えてください。
A. 作業療法について、「作業」という言葉が職種の名称に含まれているからこそ、それぞれが想像する作業によって捉え方が違い、分かりにくい面があるのかもしれません。私自身が高校生の時、「作業療法」と聞くと、ものづくりに没頭するようなイメージがありました。大学に入学し作業療法を学ぶなかで、私が考えていた「作業」よりももっと広い意味があることを知り、衝撃を受けたのを覚えています。作業療法士が扱う作業は「生活に関わる全て」です。怪我や病気をして全てが元通りにならなかったとしても、環境を調整したり、やり方を変えてみることで生活が良くなることがあります。作業療法には、人の生活をよりよくするヒントが詰まっています。
Q. 4年間の学外実習は、それぞれどのような内容になっていますか?(地方への実習もある?)
A. 1年次には、見学実習を行います。病院や福祉施設など2つの施設をそれぞれ2日間行います。さらに2領域の施設をそれぞれ4日間見学する内容となっています。2年次には、評価実習を行います。身体障害領域の施設で3週間、見学だけでなく対象者の状況を評価させていただく内容になっています。3年次には、地域実践実習を行います。訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションにて1週間の内容となっています。4年次には、総合実習を行います。それぞれ9週間で2つの領域で対象者に治療・援助を行う内容となっています。