益田 恵さん
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Speech Therapy

言語聴覚士

超高齢化社会のなか
言語聴覚士の仕事はますます重要になっています

Profile

益田 恵さん

2020年 健康メディカル学部 言語聴覚学科 卒業

勤務先:
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 リハビリテーション部
取得資格:
言語聴覚士
言語聴覚士として、急性期病院でリハビリをおこなっています。

01 現在の仕事について教えてください。

言語聴覚士として、急性期病院でリハビリをおこなっています。

言語聴覚士は、生まれつきまたは病気、加齢により話す聞く、食べることなどに障害がある方に対してリハビリテーションを行う専門職です。必要に応じて検査・訓練を実施し日常生活や職場復帰へのお手伝いをしています。私は発症して間もない方を対象とした急性期病院で働いているので摂食嚥下障害のリハビリテーションを中心に行っています。食べ物をうまく飲み込めない人に対してその発生機序を明らかにし機能訓練や食事形態の調整などを行っています。

なぜこの仕事を目指そうと思ったのですか?

医療ドラマが好きで、医療系の仕事に就きたいと思っていました。

小さいころから医療ドラマが好きで医療系の仕事に就きたいと思っていました。当初は看護師を考えていましたが、大学のオープンキャンパスなどに行くにつれて自分には向いていないと思うようになりました。医療系は断念しようと思いましたが、そんなとき担任の先生から言語聴覚士という職業を教えていただいたんです。そこには、私がやりたいこと(学びたいこと)が詰まっていました。具体的には医学的な基礎知識や心理学、社会福祉などカリキュラムに魅力を感じました。さらに調べていくうちに言語聴覚士が対象とする領域は広く現代社会において需要が高い職業であることを知りました。今後活躍できる機会も多いだろうと考え目指すことを決めました。

実習で感じた言語聴覚士のイメージに違いはありませんでした。

実際に働いてみてどうですか?

実習で感じた言語聴覚士のイメージに違いはありませんでした。

帝京平成大学(以下、THU)の実習で感じた言語聴覚士のイメージや業務について認識の違いなどは特にありませんでした。でも新人時代は検査を取ることに必死で患者さんと信頼関係が築けていない状態で検査をしてしまい拒否されてしまうなど失敗も多々ありました。そんなときは、言語聴覚士にとって大事なコミュニケーションを疎かにしてしまった未熟さを感じました。そういうことも徐々に気づけるようになり現在は患者さんとのコミュニケーションの時間を大切にしています。

学生時代に頑張れたからこそ、今も頑張れていると思うんです!

急性期病院で働くのはリスク管理や心理的側面で大変なイメージがありましたし、臨床実習を通じて、だからこそやりがいがあるとも感じていました。それは思っていた通りです。大学時代にそういった体験をすることができ、また、4年間を通じて現場に出ても対応できるように育ててもらったことを感謝しています。そして、ともに言語聴覚士を目指した同級生との日々が今でもすごく励みになっていると感じます。あの時頑張れたから今頑張れていると思うんです!同級生とは今でも連絡をとっていて、情報交換をしたり励ましあったりしています。

この仕事のやりがいは?

患者さんの心に残ってくれたとき、やりがいを感じます。

急性期病院のため、意識のない状態からリハビリをはじめることも多いんです。そこから3食経口摂取が可能になりコミュニケーションが取れるようになったときにはうれしく、やりがいを感じます。医師の治療や看護師のケアがあってこその回復ですが、早期からリハビリをすることで「少しでも刺激になったかな」「心を開いてくれたかな」と感じるときもそうですね。
さっきも退院される方と廊下で偶然お会いして「ありがとね、最後に会えてよかった」と言ってくださったんです。そうやって何かしら誰かの心に残った時にもやりがいを感じます。

一番の思い出は、臨床実習です。現場を見学させてもらった経験は貴重でした。

02 どんな学生時代を過ごされていましたか?

一番の思い出は、臨床実習です。現場を見学させてもらった経験は貴重でした。

基本的には国家試験の受験科目である専門基礎科目と専門科目を4年間で学びます。1~2年次は主に座学で学び、それを基礎に3~4年次は演習や実習といった実践的な授業が多くなります。
私の一番の思い出は臨床実習です。実際の現場で言語聴覚士の先生について臨床を見学させていただける機会は貴重でした。私は小児領域と急性期病院のふたつに行かせていただきその経験が急性期病院を目指すきっかけになりました。集中治療室にいるときからリハビリを行っている現場をみて急性期病院でのリハビリ職種の役割に興味をもつようになりました。早期から介入することでその後のリハビリの効果や患者さんの進路を変えることができるのではないか。そう思えた瞬間でした。

接客業のアルバイト経験は、言語聴覚士の仕事に生かされていると思います。

アルバイトはカフェで接客業をしていました。そこで見ず知らずのお客さんとたくさん会話をしたことは、いい経験になりましたね。短い時間のなかでニーズを探りながら会話を膨らませる、それをキッカケに人を知ろうとする好奇心が生まれたんです。その経験は、コミュニケーションが大切な言語聴覚士の仕事に生かされていると思います。
また、当初はダンスサークルにも所属していましたが、そちらは勉強が忙しくなってしまってやめてしまいました。でも、楽しい時間として今でも思い出に残っています。

少人数のセミナーでは、教授が個人にあった勉強方法を考えてくれました。

資格取得への道のりについて教えてください。

少人数のセミナーでは、教授が個人にあった勉強方法を考えてくれました。

言語聴覚士の国家試験は科目数と領域が広いのでとても大変でした。4年生になると授業が少なくなるのでそこからは自分との戦いです。そこで、勉強の進み具合をセミナーの先生に相談できていたことは大きかったと思います。セミナーとは少人数担任制でホームルームの様な雰囲気の中で教養、知識、常識を学ぶ必修科目です。週に1度個人面談があり勉強の進み具合や個人に合った勉強方法をアドバイスしてもらえました。もちろん、進路についても相談し手厚く見てもらえました。
就職に関しては就職支援室で求人の検索を行い、小論文や面接といった就職試験の対策にはTHUが提供している新宿サテライトオフィスを利用しました。充実した就職支援のおかげで希望の病院に就職することができました。

03 受験生へのメッセージをお願いします。

社会や医療現場に出て困らないように、一から指導してもらえます。

THUは先生方のサポートや学習環境がとても充実しています。少人数担任制のセミナーもそうですし学部学科によりますが4年間先生が変わらず、それぞれの教科を教えてくださるので、学生一人ひとりに目が行き届きやすい環境だと思います。また、社会や医療現場に出て困らないように一から指導してくださるのも魅力的です。資格取得のために忙しい日々を送りましたが、言語聴覚士になる夢を持った同じ志を持った仲間ばかりで楽しい大学生活を送ることができました。今思えば、仲間と一緒に図書館で勉強しながら頑張った日々が楽しかったと感じています。ぜひ、皆さんもTHUで充実した大学生活を送ってください。

1日のスケジュール

1日のスケジュール(日勤シフト)

08:00

出勤

08:30

ミーティング/情報収集

09:20

臨床

12:20

昼食

13:20

臨床

17:15

カルテ記入

19:00

帰宅

4年間の学びの流れ

1年次

基礎医学、音声医学、聴覚医学、言語医学などコミュニケーション活動を理解する基礎科目を中心に学びます。

2年次

専門科目を本格的に学び始めます。また、施設見学を行い言語聴覚士の現場での仕事を理解します。

[学外実習]施設見学(1日間)

3年次

専門科目について、より実践的な知識・技術を身につけます。後期の講義修了後、医療施設での基礎実習を行い実践能力を養います。

[学外実習]見学実習(1日)/臨床実習Ⅰ(4週間)

4年次

医療施設での総合実習とともに、言語聴覚士国家試験に向けた学修の総仕上げを行います。

[学外実習] 臨床実習Ⅱ(8週間)

国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 リハビリテーション部
言語聴覚士 村上 実穂さん

Member’s Voice

国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 リハビリテーション部
言語聴覚士 村上 実穂さん

言語聴覚士は、「人を助けたい」という想いが強い人に向いている職業だと思います。患者さんの今後の生活や人生を左右するため訓練内容や発言には常に気遣いが必要になりますし、重い責任が伴います。しかし、患者さんが回復していく姿に立ち会えたときには、大きな喜びを感じられます。
益田さんとは一緒に働いていて、彼女なりの視点で指摘をしてくれるので、自分では気づかない点に気づけたり、お互い知識を共有したりできています。今後も言語聴覚士として自分のペースで学びながら成長し、さらに活躍してほしいです。 
言語聴覚士は子どもから大人まで様々な世代の方と関わります。学生の皆さんにはボランティアやアルバイトなど、様々な世代の方とコミュニケーションを取れる場所に積極的に参加してほしいです。いろいろな人と話すことで考えの柔軟さも身につけられると思います。