研究発表大会「第8回 CSR構想インターゼミナール」において佳作(第3位)を受賞しました。
2018年度

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2018.11.29研究発表大会「第8回 CSR構想インターゼミナール」において佳作(第3位)を受賞しました。

10月13日(土)日本経営倫理学会主催、中外製薬株式会社特別協賛のもと開催された大学ゼミ間の研究発表大会「第8回 CSR構想インターゼミナール」において、「経営マネージメント演習(小方ゼミ)」履修の3年生14名が佳作(第3位)を受賞しました。

「CSR(※1)構想インターゼミナール」は、「ヘルスケア産業におけるCSR 活動の可能性と課題」を共通テーマとしてプレゼンテーションとポスターセッションの評価で競う大会です。 医療、看護、公衆衛生、予防、介護など人間の健康に関わる問題について、各大学のゼミ間で研究内容を発表します。
同大会は本学のほかに東北大学、お茶の水女子大学、慶應義塾大学、跡見女子大学、南山大学、関西大学の計7大学7ゼミが審査を通過して参加し、本学のゼミは第3位となりました。

本学のゼミは「栄養バランスのよいジャンクスナック(※2)による子供の健康問題改善の提案」をテーマとした研究発表を行い、「貧困家庭の子供の栄養不足」という社会問題に焦点を当てました。この問題の解決案として、ヘルスケア産業の企業が食品会社と共同で廉価で栄養バランスが良く、子供が好むジャンクスナックを製造し、地方自治体、NPOとの協力で小学校の学童保育や児童館で提供することを提案しました。
研究を進めていくなかで健康問題はあらゆる世代でも問題があることが分かりました。あらゆる世代に向けたジャンクスナックの製造もヘルスケア産業のCSRを実現できるという研究成果も発表しました。

また、発表中に健康的な菓子の例として健康メディカル学部 健康栄養学科が開発した「焙煎ふすまかりんとう」を会場にて配布したところ、ご好評をいただき、 この「かりんとう」が提案に対する意図をより明確にしてくれました。

今後も積極的に研究活動に取り組んでまいります。

(※1)CSRとはCorporate Social Responsibilityの略で、日本語では企業の社会的責任として訳されています。現在、CSRを企業経営の中核に据える企業が増えています。
(※2)「ジャンク」という言葉の使用は、週刊東洋経済(健康格差特集2016年7月2日号)でハーバード大学公衆衛生大学院 Ichiro Kawachi 教授が、健康野菜を「ジャンクフードのように食べよう」というキャッチフレーズを紹介したことを参考にしたものです。

当日の様子