中野区の健康測定イベントに本学が参加しました。
8月6日に中野区役所1階で開催された「健康測定イベント」に、本学薬学部 薬学科 小原 道子 教授、原田 美那 助手、健康メディカル学部 健康栄養学科 野口 律奈 教授が参加しました。先生方とともに学生も加わり、口腔機能測定や握力測定、血管年齢測定などのブース運営、尿中ナトリウム・カリウム比検査をおこないました。
参加した学生は、「一人ひとりの健康状態や筋力の状態で、握力に差が生じたりすることを、測定を通して来訪者に伝えることができました。また、正確な説明とともに測定を受けてもらうことで、健康に対する意識の向上に寄与できることを実感しました。」と述べました。このイベントを通じ、医療職を志す日々の学びが、実学として他者に役立つことの手応えを得られた様子がうかがえました。
小原 教授は、「学生にとっては、行政と取り組む地域活動に参加することで、一から作り上げるイベント運営の仕組みや流れなどを学ぶ場になったと思います。また、健康測定会を通じて、地域の健康課題を主体的に検討するきっかけになったと思います。今後もより実践的な学びを深め、地域全体の健康支援に貢献できる学生を育んでいくことが出来るよう、地域との結束を推進したいと考えています。」と述べました。また、野口 教授は、「参加学生にとっては、他の学部生や地域住民との交流は初めての経験で、よい学びになったと思います。国家試験合格、資格取得を目指す学科では、机上での知識習得が中心になりがちですが、こうした実践によって『机上で学んだ知識の行方』をイメージしてもらうことも大切だと考えています。『学び』と『実践』の間にある矢印が双方向になるよう、今後もこうした場を学生に提供していきたいと思います。」と述べました。
本学は、引き続きこのような地域連携イベントに積極的に携わり、「実学」として社会貢献に寄与してまいります。