岩田 樹苗子さん
Campus life

キャンパスライフ

岩田 樹苗子さん岩田 樹苗子さん

Professional
interview
15

Sales

営業

お客様の需要に応えるための
開発の仕事に充実感を得ています

Profile

岩田 樹苗子さん

2023年度 健康メディカル学部 健康栄養学科 卒業
※2024年度取材

勤務先:
伊藤忠食糧株式会社 米穀本部CVS営業課
「食品で人を幸せにしたい」という強い思いが原点です。

01 この業界を目指したきっかけを教えてください。

「食品で人を幸せにしたい」という強い思いが原点です。

入学した時点から、食品で人を幸せにしたいという思いが強くあり、食品業界の志望に迷いはありませんでした。ただ、ひと口に食品業界といっても多様な職業があるため、自分の適性や、どのような業務に携わるべきなのかについて悩む時期がありました。そこで多くの方に助言をいただき、まずは広い視野で様々な職種のある会社に就職しようと考えました。そうした中で、前田先生から現在の会社を紹介していただいたことが後押しとなりました。
 

就職活動はどのように行いましたか?

模擬面接をお願いし、他者のアドバイスを大切にしました。

大学のキャリア支援の方や先生方など、多くの方に模擬面接をお願いし、助言をいただくことに注力しました。最も悩んだのは、自己分析と他己分析のズレです。私自身は発想力に自信がなく、開発には向いていないと感じていたのですが、周囲の人からはその分野の仕事を勧められました。結局、就職後に開発に携わり、充実感を得られていますので、周囲のアドバイスは貴重だと感じています。

実際に働いてみて感じたことは?

背伸びをせず、自分の価値観を持っておくことも重要なことです。

自分が想像していたよりも、社会は若い世代の感性を求めていることが分かりました。私の場合は周囲の方が温かく応援してくださるので、自由に発想し、それを具現化する方法を先輩方に教えていただくという流れがルーティーンになっています。学ぶべきことはたくさんありますが、背伸びせずに等身大の自分の価値観を持っておくことも重要だと感じています。

提供できる価値とお客様の需要を、上手く結びつけることです。

お仕事のやりがいは?

提供できる価値とお客様の需要を、上手く結びつけることです。

お客様に喜んでいただくために、広い視野からアプローチができることがやりがいです。商社として直接お取引きがあるのは企業様ですが、その先には商品を口にする消費者の方がいらっしゃいます。私たちにとってはどちらもお客様であり、全ての方にご満足いただけるように仕事をしています。そのために新しい技術や考え方をどんどん取り入れて当社の価値を拡大し、お客様の需要を敏感に察知して、当社が提供できる価値と需要を結び付けます。それが上手くいった時に、やりがいを強く感じます。

仕事に活かせている大学での学びは?

全ての学びが活きていると感じます。

健康栄養学科で学んだ全てのことが、現在の仕事に活きていると感じます。プレゼンテーションなど他者を説得する場面で、感覚ではなく根拠(エビデンス)を示すことも重要な仕事となっています。エビデンスを確認する際には、学生時代に丸暗記したことを深掘りすることがよくあります。「そういえば先生もそう言っていたな」と思い出す瞬間が多々あり、先生のように物事を深く追求するように努力しています。

02 学生時代、勉強以外に力を注いだことはありますか?

コロナ禍以降は、ゆっくりとした時間を持つように意識しました。

もともとアクティブなタイプで、あちこち旅行したり、アルバイトを掛け持ちしたりと、腰を据えることのない生活を送っていました。しかし、コロナ禍を経て世の中の風潮が変化すると、私自身もゆっくりとした時間を意識して持つようになりました。学生生活の中で意図的に心身を休める時間を作る能力が身についたことが、就職後のコンディション維持に非常に役立ちました。

最も印象的な出来事は?

学園祭の準備で、商品の企画から販売まで行ったことです。

健康栄養学科が一丸となって取り組んだ、学園祭の準備です。実習などで同級生と調理を行う機会はありましたが、商品の企画からレシピ作成、試作、販売までの一連を行う実践的な活動は初めてで、貴重な経験となりました。社会に出ると自分で考えて行動することが多くなりますが、学生時代にこのような経験をしたことが、その際のヒントになりました。

新たなプロジェクトを任せてもらえるようになりたいです。

今後の夢・目標は?

新たなプロジェクトを任せてもらえるようになりたいです。

業界の中に新しい風を吹き込むようなプロジェクトを立案し、その活動を任せていただけるようになりたいと考えています。そのためにも業界のことをよく知り、周囲の方のお話をしっかり聞くように心がけています。
 

受験生へのメッセージをお願いします。

自信を持ってベストを尽くせるように祈っています。

帝京平成大学には多くの学科があり、様々な考えを持つ人が集まっています。社会人になる前に色々な考え方に触れておくことは、その後の発想の豊かさにつながります。大きな選択を前に、不安な気持ちに押しつぶされそうになってしまうことがあるかもしれませんが、不安を感じるということは、自分の将来にしっかりと向き合っている証拠です。皆さんが自分自身の可能性を広げられる進路選択ができ、自信を持ってベストを尽くせるように祈っています。

1日のスケジュール

09:00

始業

メールチェック

10:00

打ち合わせ

12:00

ランチ

13:00

マーケティングリサーチ

15:00

商談

16:30

帰社

資料作成

17:15

終業

4年間の学びの流れ

1年次

実習・座学から基礎を学ぶ

教養を深める科目のほか、生物や化学、食品学など栄養に関する専門基礎科目や、それに伴う実習を履修します。

2年次

専門分野の知識を広げる

1年次に引き続き専門基礎科目を履修するとともに、基礎栄養学実習、栄養教育論、給食経営管理論など専門科目の履修も始まります。

3年次

現場実習で知識を深める

臨床栄養学など専門科目を集中的に学修するとともに、学外での現場実習を体験することで専門知識を一層深めます。

4年次

管理栄養士資格取得に向け取り組む

テーマを持ち卒業研究を行いながら、管理栄養士国家試験合格への勉強に取り組み、4年間の総仕上げをします。