現在は千葉県信用保証協会で働いています。
信用保証協会とは、中小企業者の方々が金融機関から事業資金を調達する際に、公的な立場でその借入の保証人となることで、スムーズに資金調達ができるように支援をする認可法人です。
私が所属している保証部では、財務諸表の分析等の書面審査や、実地調査により企業の現状と将来性を見極めて資金の必要性と返済の見通しを判断する保証審査が主な業務です。



Professional
interview 07
ゼミでの学びを活かし
社会・経済を盛り上げていきたい!
Profile
武藤 匠さん
2020年 現代ライフ学部 経営マネージメント学科
経営マネージメントコース(※) 卒業
(※現:人文社会学部 経営学科 経営コース)
※2021年度取材
- 勤務先:
- 千葉県信用保証協会
01 現在の仕事について教えてください。
なぜこの仕事を目指そうと思ったのですか?
生まれ育った千葉県で地域社会、地域経済の活性化に貢献したいということと、大学のゼミ活動で学んだCSRという「企業の社会的責任」に通じる社会貢献性の高い仕事を行いたかったためです。
この仕事のやりがいは?
現在は特に感じるのですが、新型コロナウイルス感染症等の影響により資金繰りに困っている中小企業者の方々に対して、私たちが公的な立場でお客様の相談に乗って支援することで、地域経済の活性化の一翼を担っている。そんな使命感を感じるところです。
また、千葉県内には様々な業界の中小企業者の方々がおり、実地調査の際等において業界の知識が豊富な中小企業者の方々のお話を聞ける点も非常に魅力的です。
最近では、新型コロナウイルス感染症の影響により仕事が忙しい時期もありましたが、自分自身の仕事の進め方を見つめ直す機会にもなり、周りの方のやさしいサポートがあったことで、自身の成長とともに乗り越えることができました。支援体制が整っている点も働き甲斐に繋がっています。
02 学生時代で役に立った経験について教えてください。
ゼミ活動です。この仕事を目指すきっかけとなりますが、「CSR(企業の社会的責任)」を研究テーマとして学びました。活動の中で、日本経営倫理学会にてプレゼンテーションを行う機会があり、資料作成にあたり数社の企業を訪問し、各企業が行うCSRの取組について学びました。日本経営倫理学会主催第8回CSR構想インターゼミナールでは最終的に佳作を受賞し、卒業時には学長賞もいただきました。
プレゼンテーションを行うにあたり実施した母数1,000名を超えるアンケートの情報分析では、日々の審査業務における財務諸表の分析等に役立っています。
また、ゼミ活動の中で習得したプレゼンテーション能力等は、関係取引先との折衝時に役立っています。
ゼミ活動以外では、経営を学ぶ学科に所属していたので、会計学や簿記、財務分析の講座で得た知識が業務に直結しており、大学での学びが活かされていると思います。
03 今後の目標を教えてください。
今後は、社内の資格取得サポート制度を活用していきながら中小企業診断士資格を取得し、更にお客様に寄り添った支援ができる様に努力していきたいと思っています。