佐久間 笑子さん
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16

Midwife

助産師

経験は浅いながらも、助産師の仕事に
大きなやりがいを感じています。

Profile

佐久間 笑子さん

2023年度 健康医療スポーツ学部 看護学科 卒業
※2024年度取材

勤務先:
帝京大学ちば総合医療センター
取得資格:
看護師、助産師
テレビドラマを見て感動したことがきっかけになりました。

01 この職業を目指したきっかけを教えてください。

テレビドラマを見て感動したことがきっかけになりました。

母親の姿を見て、幼い頃から医療系の仕事に就きたいと思っていました。助産師を志したのはテレビドラマを見て命の誕生に感動したからです。

 

現在のお仕事内容を教えてください。

産婦人科の病棟や外来で助産師に必要な基礎を学んでいます。

主に婦人科の患者さんを受け持ち、術前・術後の看護を行っています。分娩がある時はベビーキャッチに入り、赤ちゃんのケアをしています。また、病棟だけでなく外来で診察の補助や検査、入院説明などにも携わり、継続的に患者さんと関わっています。まだ1年目なのでまずは看護師として助産師に必要な看護の基礎を学ばせていただいており、急性期の手術が多くあったとしても夜勤は月に2、3回程度です。

低学年の頃から採用試験に向けて準備をスタートしました。

就職活動はどのように行いましたか?

低学年の頃から採用試験に向けて準備をスタートしました。

奨学金の貸与を受けていたこともあり、当院での就職を一番に考えていました。低学年の頃から病院のことを調べて、採用試験に向けた準備を少しずつ進めました。特に、苦手な面接はオンラインで何度も練習しました。 

 

 

実際に働いてみて感じたことは?

「命」の尊さを実感しました。

命の誕生やご臨終に立ち合うこともある中で、命の尊さを実感しました。赤ちゃんが元気で産まれてきてくれるのかという怖さもありましたし、生命の危機にある方の心拍などの状態がモニターで分かっていても、自分は何もできないことに歯がゆさを痛感しました。残念ながら亡くなってしまった方のケアを初めてした時は言葉が見つからず、大きく心を動かされた経験でした。

お仕事のやりがいは?

患者さんに感謝され、役に立てたことを感じられる点です。

患者さんの中に自分の印象が残っていたり、感謝の言葉をいただいた時はとても嬉しく、やりがいを感じます。先日も、退院後の家族指導をした患者さんが退院の際にわざわざ挨拶に来てくれました。人と人との深い関わりを持てたことを実感し、まだ経験は浅いですが自分が役に立てたことが嬉しかったです。

患者さんのプライバシーなどに気をつけることの大切さです。

仕事に活かせている大学での学びは?

患者さんのプライバシーなどに気をつけることの大切さです。

大学の授業でも看護の基礎として何度も注意を払ってきた、環境整備やプライバシーの配慮などに気をつけることの大切さが活かされていると感じます。また、当院は実習でもお世話になっていたので、入職前に思い描いていた仕事に対するイメージとのギャップはありませんでした。

 

実習は大変でしたか?

正直、周囲が国家試験の勉強をしている時期だったので焦りました。

4年次は5カ月間の看護師実習があり、その次の週からすぐに助産実習がありました。周囲の友人が国家試験の勉強を始めている時に自分はまだ実習をしていたので焦りましたが、家族のサポートや何でも相談できる先生、ペアを組んでいた仲間たちのおかげで無事に乗り切ることができました。

アルバイトやボランティア活動に取り組みました。

02 学生時代、勉強以外に力を注いだことはありますか?

アルバイトやボランティア活動に取り組みました。

塾講師のアルバイトを通して、人に教える難しさと思春期の生徒に対する接し方を学びました。またボランティアで、中学時代から関わらせていただいていた施設でお菓子作りのお手伝いもしました。

最も印象的な出来事は?

国家試験のための勉強です。

試験の2カ月前くらいのギリギリの時点から始めて、仲の良い友人と朝8時から夜7時頃までずっとビデオ電話をしながら勉強していました。お互いが努力している姿を見せて刺激し合い、眠くなると問題を出し合うなどして頑張りました。大学でも週に一回は過去問を解く対策授業があったので、自分では探せない問題に触れられたのが良かったです。共に励まし合う友人がいなければあれほど頑張れなかったと思うし、どんな質問も聞いてくださる先生方のサポートが心強い支えになっていました。

一方、楽しい思い出もたくさんあります。試験前になると近くのショッピングモールで友人と勉強し、誕生日会もしました。1年生の頃は大学の寮に住んでいたので、寮生と仮装パーティーを開いたり、大きいハンバーグやプリンを作るなどしてまさに“青春”を楽しみました。

赤ちゃんのケアがしっかりできる助産師になり、将来は性教育にも力を入れていきたいです。

今後の夢・目標は?

赤ちゃんのケアがしっかりできる助産師になり、将来は性教育にも力を入れていきたいです。

お産を取り上げるのが目の前の大きな目標です。赤ちゃんのケアをしっかり身につけるためにも、ステップを踏んで学んでいきたいと思っています。また、私は性教育に力を入れたくて助産師を目指したので、いつか自分自身の体を守るための教育を若い世代に広めていきたいと考えています。

受験生へのメッセージをお願いします。

看護師と助産師の資格が取得できる上、信頼できる先生にも出会える素晴らしい環境です。

帝京平成大学に入学して良かったと思うのは、プライベートなことも相談できる母親のような信頼の置ける先生と出会えたことです。私は先生の勧めでオープンキャンパスのスタッフにもなり、そこで知り合った先輩に進路の相談をよくしてしました。皆さんも、看護師と助産師の資格が取得できる本学で、同じ夢を持つ仲間と一緒に頑張ってください!

1日のスケジュール

1日のスケジュール(日勤シフト)

08:00

出勤

患者さんの情報整理

08:30

申し送り

09:00

カンファレンス、点滴準備など

10:00

ラウンド、記録

12:00

昼食

13:00

ラウンド、記録

16:00

報告

17:00

帰宅

4年間の学びの流れ

1年次

教養科目と並行して、日本の保健医療福祉の概要や人間のライフステージに伴う看護の関わりや役割などを学びます。また人の身体の仕組みや働きを理解するとともに、看護実践の基礎となる技術を修得します。

2年次

疾病などを引き起こすメカニズムを理解し、各種療法や必要な看護について学びます。保健師・助産師課程を選択した学生は後期から関連科目が開講されます。

3年次

後期の臨地実習に備え、前期は演習科目を中心に実習に即した技術や方法を修得します。さらに「統合分野」で看護管理・医療安全などを学び専門職としての知識を深めます。

4年次

前期は各領域別実習と統合実習があり、「特別総合演習」(通年)が開講されます。後期には保健師・助産師課程を選択した学生はそれぞれ実習があります。