若林 光樹さん
Campus life

キャンパスライフ

若林 光樹さん若林 光樹さん

Professional
interview
09

Sales

営業

栄養学や調理学の専門知識は
一歩踏み込んだ営業に役立つ

Profile

若林 光樹さん

2020年 健康メディカル学部 健康栄養学科 卒業
※2021年度取材

勤務先:
タカナシ販売株式会社
取得資格:
管理栄養士、調理師、フードスペシャリスト
商品に対するこだわりと、お客様目線の営業に惹かれました。

01 現在の仕事について教えてください。

商品に対するこだわりと、お客様目線の営業に惹かれました。

タカナシ販売株式会社はタカナシ乳業株式会社が製造した乳製品を中心に、卸売販売と営業活動を行う会社です。私は都内の営業所でルートセールスを担当しています。具体的には、洋食店やレストランなどに牛乳や生クリーム、バターを届け、同時に新商品等を紹介するのが仕事。自社商品に対する強いこだわりと、お客様目線に立ったセールスをしているところに惹かれ、入社を決意しました。

そもそも私が帝京平成大学(以下THU)の健康栄養学科に入ったのは、高校時代に所属していた野球部がきっかけです。練習途中にプロテインを摂取しており、食品や飲料品が人の身体にどのように役立つのか非常に興味があったんです。

配送業務を兼ねることが、セールスにも効果的であると実感しています。

実際に働いてみてどうですか?

配送業務を兼ねることが、セールスにも効果的であると実感しています。

最初にルートセールスを担当すると聞いたときは少し不安でした。でも今は、お客様に商品を直接お届けすることの大きなメリットを感じています。お客様と日頃からコミュニケーションをとることで、より良い関係を築くことができ、セールスもしやすくなると感じています。自分が紹介した商品の良さを理解して、実際にその商品をご注文いただいたときは大きなやりがいを感じます。また、乳製品を使っていらっしゃるシェフの方とお会いすることが多いので、お話する中で新たな知識を得ることもできています。

大学で学んだことで活かせていることは?

自分の中に経験と専門知識があると、一歩踏み込んだセールスができます。

大学時代に、タカナシのクリームなどの商品を使用して調理実習を行っていました。そのためお客様目線での使用感がわかり、さらに大学で学んだ専門知識を持っていることで、一歩踏み込んだ説得力のあるセールストークができていると思います。また、生クリームやチーズは原産地などの違いで種類が数多くあります。大学の調理実習で様々な種類の製品を扱っていたので、その特徴をお客様に伝えて興味を持っていただくこともできています。

管理栄養士や調理師、フードスペシャリストの資格取得で得た知識がお客様とのコミュニケーションに役立ち、さらに商品が採用された時などは大学時代に勉強を頑張ってきてよかったなと思います。

今後の目標は営業成績を上げることはもちろん、当社の販路拡大を目指し、同僚や上司と協力して会社を引っ張っていきたいと思います。さらに、チェーン店など大規模企業の営業を任せてもらえるよう、日々の業務に精進していきます。

就職活動はどのように行いましたか?

キャリアセンターの活用と、資格取得を含む4年間の学びが自信に。

大学のキャリアセンターで、エントリーシートや履歴書の添削、面接練習などをしていただきました。一番大変だったのは、就職活動が本格化してきた3年の冬。臨地実習と国家試験の受験勉強も重なり、スケジュール管理や精神面で苦労しましたね。それでも大学4年間で学んだことが資格という形あるものになり、強いアピールポイントになったという実感があります。そして、その学びが私の自信にもつながり、堂々と面接に臨むことができました。

管理栄養士などの資格取得を目標に、基礎固めから総復習まで充実の4年間。

02 どんな学生時代を過ごされていましたか?

管理栄養士などの資格取得を目標に、基礎固めから総復習まで充実の4年間。

管理栄養士の資格はもちろん、食材や調理に関する知識を高めるために、調理師やフードスペシャリストなどの資格取得も目標にして勉強に励みました。

1年次は座学で一般教養を学び、同時に調理学などの実習の専門分野にも触れ、国家試験の基礎固めを行いました。2年次はその基礎をもとに、より専門分野に近づいた学習です。実験や実習も多くなり、さらに実践的な環境で知識を定着させることができました。3年次はそれまでに学んだことをベースに、国家試験を意識した専門分野の座学や実験。5週にわたる病院、保育園、保健所などでの臨地実習も経験し、卒業後の進路の具体的なイメージにつなげることができました。4年次は就職活動に邁進しながら、管理栄養士の資格取得に向けた勉強に力を入れました。模試も複数回受験し、自分の意識を大いに高めていける内容でした。

最も大変だったのは医療系の実習です。内容の難しさはもちろん、実際に対象者と触れ合いながら行うため苦労しましたが、コミュニケーション能力の向上につながったと感じます。

アルバイトでビジネスマナーが身につき、現在の仕事にも役立っています。

勉強以外で力を注いだことはありますか?

アルバイトでビジネスマナーが身につき、現在の仕事にも役立っています。

勉強以外ではアルバイトに力を注ぎました。イタリアンレストランで接客や調理を担当し、スタッフやお客様とのやり取りの中で社会人に必要なビジネスマナーを身につけることができ、周囲への気遣いもできるようになったと思います。そのレストランではタカナシの製品を使っていたので、商品の特徴も知ることもできました。その経験が現在、商品セールスを行う上でとても役に立っています。

加えて、私は高校で野球部、大学では野球サークルに所属していました。今の職場でもみんなで野球の話で盛り上がることが多いので、続けていて良かったなと思います。

03 受験生へのメッセージをお願いします。

THUで得る知識や経験は、大きな武器になる。社会に出て実感します。

THUは実学教育に力を入れています。そのため、将来に活かせる強みや、武器となり得る知識、経験をたくさん培うことができます。そのことは社会人になってから実感するでしょう。

4年次には国家試験対策も全力でサポートしてもらえます。真剣に学び、培った知識が国家資格という形となるのは、この上ない達成感が得られます。ぜひ、有意義で充実した大学生活を送ってください。

1日のスケジュール

1日のスケジュール

7:00

出社・注文確認

07:15

商品積み込み・朝礼

07:30

ルートセールス・商品紹介・売り込み

12:00

昼休憩

14:30

帰社後、見積もり作成・商品サンプル作成

15:30

終礼・退社

4年間の学びの流れ

1年次

座学で一般教養を学びながら、調理学などの実習を通して専門分野を学び、国家試験における基礎固めを行う。

2年次

1年次で固めた基礎知識をベースに、「基礎栄養学実習」「栄養教育論」「給食経営管理論」など専門科目の履修が始まる。実験・実習なども増え、より実践的な環境で知識を養う。

3年次

「臨床栄養学」など国家試験を意識した専門分野の知識を座学・実験を通して身につける。また、5週間にわたる病院・保育園・保健所等での臨地実習を経験し、卒業後の進路についてのイメージを具体化する。

4年次

就職活動に邁進しつつ、管理栄養士の資格取得に向けての勉強を行う。講義の内容は国家試験対策が中心に。同時にテーマを持ち卒業研究にも取り組む。