日野 萌々香さん
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日野 萌々香さん日野 萌々香さん

夢は、救急救命士

Be a Paramedic

傷病者だけでなく周囲の人もケアできる
救急救命士になりたい!

Profile

日野 萌々香さん

※2022年3月取材

健康メディカル学部・医療科学科・救急救命士コース 2年
埼玉県立坂戸西高等学校出身
現場に真っ先に駆けつけて処置する大事な仕事だからです。

STORY 01 入学前

なぜ救急救命士を目指そうと思ったのですか?

現場に真っ先に駆けつけて処置する大事な仕事だからです。

小さい頃から祖父に「人の役に立ちなさい」と教えられて育ったこともあり、医療関係の仕事に興味がありました。当初は看護師も考えましたが、いろいろと調べていくうちに、現場に真っ先に駆けつけて傷病者に接する救急救命士を目指したいと思うようになりました。

救急救命士の多くは、消防機関に所属しています。消防というと男性のイメージが強いと思いますが、処置などにおいては女性の細やかさや気遣いなど活かせる点も多いと思っています。女性や子供の対応においても、そうした長所を活かしながら対応していきたいです。また、私は4人兄弟の3番目で、上にも下にも、何をしたいのか、何を求めているのかを自然と考えながら暮らしてきたので、そこもプラスになるかなと思ったんです。

先輩方や先生方の雰囲気がとても良かったからです。

「THU(帝京平成大学)」を選んだ理由は?

先輩方や先生方の雰囲気がとても良かったからです。

学生のうちに国家資格を取ることが目標だったので、そのなかで比較検討していました。帝京平成大学(以下、THU)は、オープンキャンパスに行った際に先輩方や先生方の雰囲気がとても良く、自分に合っていると感じたんです。先輩が後輩に教えるスチューデントアシスタントもあって、学生目線でリアルな実習の話が聞けたのは心強かったです。

また、オープンキャンパスでは隊活動のシミュレーションをわかりやすく紹介してくれ、実習のイメージが明確になると同時に、入学して2年でここまでできるようになるのかと驚いたんです。そのほか、各種機材も最新のものが導入されていて、より現場に近い環境で実習できることにも魅力を 感じました。他大学のオープンキャンパスも参加しましたが、そちらはほとんど印象に残っていないほどです(笑)。

STORY 02 入学後

入学後のとまどい、思い描いていたイメージとのギャップはありましたか?

意外にも救急救命士という仕事の歴史は浅かった!

オープンキャンパスでいろいろと質問ができましたし、自分の高校の先輩もいて、皆さん親身に答えてくれたので入学後のギャップは感じなかったです。驚いたのは、救急救命士という職業がまだ30年程度の歴史しかないことでした。自分が興味を持って調べるようになったときには当然のように存在していたので、もっと昔からあるものだと思っていました。

また、すぐに救急救命士として配属されるのではなく、ポンプ隊やレスキュー隊などを経験したうえで配属されることにも驚きました。隊員と同じく消防学校に入り、火事の現場にも行くんです。地方は少ないようですが、東京消防庁は救急救命士が多く、空きがでないと配属されない可能性があることも知りました。

好きなこと、 興味のあることを学んでいるから楽しい!

授業のなかで実習は1~2割程度ですが、座学で学んだことを活かす場面でもあるんです。そのため、受講している時間以上の充実感を感じています。高校生の頃とは違い、自分の好きなことを勉強しているので、ストレスや窮屈さを感じることがありません。勉強するほどに隊の活動に活かせるので楽しみながらやっています。

現在は、隊の流れを邪魔しないようプロトコール(手順)など処置の細かい部分を覚えるようにしています。どういうときに何を処置するかを知ることでスムーズな連携ができるんです。また、課外活動としてプレホスピタル研究会に所属しています。プレホスピタルとは、病院前救護のこと。コロナの影響であまり活動ができていませんが、東京マラソンの救護スタッフのボランティアや勉強会などを不定期で開催しています。

日野萌々香

入学して感じる「THU」の魅力とは?

様々な専門スキルを学んでいる学生がたくさんいる。

THUでは、様々な専門スキルを学んでいる学生が周囲にいるので、とても刺激になります。直接交流する機会は少ないですが、市民向けに一次救命処置を講習するイベントなどで、学校がアルバイトを募集していることも多くて。そこに参加すれば、作業療法や理学療法などを学んでいる学生たちと知り合うことができるんです。

休憩時間などに話をすると、彼らがどういうことを学んでいるのかイメージできますし、そうした体験は卒業後にも活かされると思うんです。様々なスキルを持った人たちが協力し合えば、人を救うためのさらなる手助けになる。そういう意識を持つことができるようになったのは、THUに入学して、しっかり学べているからだと思います。

メディアライブラリーセンターには専門書が充実している。

キャンパス内のメディアライブラリーセンターには専門書が充実しています。救急救命士に関する書籍は少ないので、本屋さんに行くよりも探しやすく手軽です。国家試験の過去問も多く揃っています。また、スタディールームも併設されていて、気になる本を読んだり自習したりと活用する場面は多いですね。

THUの先生方は皆さん救急救命士の経験者であり、学校の先輩たちも優しくて真摯に向き合ってくれます。興味があることやわからないことがあれば、どんどん聞ける環境なのも魅力だと思います。救急救命士コースを選ぶということは、救命士を目指すという限定された選択。でも、そういう覚悟がある人にとっては、THUはとても向いていると思います。

STORY 03 卒業後

どんな社会人になりたいですか?

周囲に気遣える、立派な救急救命士になりたいです。

実習を通じて、命の大切さや人を救うことの大変さを実感するようになりました。処置の正確性はもちろんですが、傷病者だけでなく、通報した方や付き添いの方のケアもできるような救急救命士になりたいです。そのためには、処置の内容をわかりやすく説明できるようコミュニケーション能力も身につけないといけません。救急車を呼ぶ場面というのは、混乱された状態の方が多いですから。また、繰り返しになってしまいますが、当初は男性の仕事というイメージが強かったんです。でも、繊細な処置や相手のことを思う気持ちなどが必要とわかり、今では自分でもやっていけるという自信が持てるようになりました。大変な仕事ではありますが、まずは救急救命士になるという夢を実現させていきたいです。

Campus Life

Campus Life

1日のスケジュール

05:30

起床・ランニング

06:00

復習・朝食

06:30

通学

07:30

カフェで自習

09:10

授業

12:00

昼食

13:00

授業

16:10

アルバイト先へ移動

18:00

アルバイト

22:00

自宅へ移動

22:30

帰宅・お風呂

23:30

就寝

Holiday

Holiday

【ここに説明が入ります】オープンキャンパスのアルバイト仲間である、池袋キャンパスの理学療法学科・言語聴覚学科・救急救命士コースの同級生と遊園地に行ってきました!

健康メディカル学部 医療科学科 救急救命士コース
宮本 悟先生より

Teacher’s Voice

健康メディカル学部 医療科学科 救急救命士コース
宮本 悟先生より

救急救命士を目指す学生たちへ

救急救命士は病院前救護の大切な担い手として、現場に一番に駆けつける者として、「人を助けること」に強い使命感や責任感が求められます。そのことにやりがいを感じる人は、救急救命士は向いていると言えます。また、緊急性や重症度の高い患者様の命を救う仕事でもあるため、一刻を争う現場で適切な救急処置を行う必要性、緊迫した状況で正しい判断を下す冷静沈着さ、人を助けることの強い使命感、24時間体制の長時間勤務に耐えうる体力が求められます。

学生の皆さんには、一つひとつの授業 、実習を大切にしてもらいたいのは言うまでもなく、「人を助けたい」「誰かの役に立ちたい」という気持ちを忘れずにいてほしいです。救急隊として向かう先にいる患者様は、ほとんどが初対面です。救急救命士の知識はもちろん、どれだけ患者様に寄り添えるか、信頼されるかに尽きると思われますので、その思いを胸に頑張ってもらいたいと思います。

日野さんは控えめではありますが、自分なりに問題点・疑問点を持って授業を受け、答えや解決点を見出し、自らの知識・技術の向上に努めています。実習ではリーダーシップを発揮し、患者様の命を助けるという思いを常に持ちながら、チームの活動技能向上に努めています。これからも自主学習に努め、医学的な進歩にも自分の学びを大いに深めていってもらいたいと思います。