中学3年生の時、同居する祖父が救急隊のお世話になりました。家族が混乱する中、駆けつけた救急隊の方々がスムーズかつ冷静に処置をしてくれて、とても心強く感じました。私は子どもの頃から人の役に立ちたいと思っていたので、その出来事を機に救急救命士という職業を意識するようになりました。一方で、医療ドラマの「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」や「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」、ドキュメンタリー番組などでも救急救命士の活躍を見て、自分も目指したいと思うように。今も医療に関する番組を家族が録画してくれるので、よく見ています。



夢は、命を守る救急救命士
Be a Paramedic
女性の視点も活かして
現場でできる最善を尽くす。
Profile
五十嵐 智美さん
※2025年10月取材
- 健康メディカル学部 医療科学科 救急救命士コース 4年
- 文京学院大学女子高等学校出身

STORY 01 入学前
なぜ救急救命士を目指そうと思ったのですか?
救急隊の活動を間近で見たことと、ドラマの影響が大きいです。

「THU(帝京平成大学)」を選んだ理由は?
オープンキャンパスでのデモンストレーションが決め手になりました。
将来の目標を救急救命士に絞って進学先を探しました。オープンキャンパスに参加したのは5校。どこも設備や資機材が充実していて好印象を持ちましたし、THUよりも広くて設備の整った大学もありました。そんな中で本学に決めた理由は、唯一デモンストレーションがあり、見学後に先生や学生の皆さんと交流した時の雰囲気がとても良かったことです。デモンストレーションは救急隊3名と消防隊3名が心停止している傷病者の処置にあたる本番さながらの内容でした。私もその時に初めて人形で心臓マッサージを体験し、資機材を触り、自分が目指す世界を肌で感じることができました。学生の皆さんが大学生活や受験のアドバイスもしてくれて「ここで学びたい」と強く思い、進学を決意しました。
STORY 02 入学後
入学後のとまどい、思い描いていたイメージとのギャップはありましたか?
勉強が想像以上に大変で難しく、積み重ねの大切さを感じています。
大変な仕事であることは分かっていましたが、やはりそのための勉強は想像以上に難しく、同時に人命に関わる業務への責任もより感じるようになりました。特に2年次からは専門科目が増え、難易度が増します。ただ、救急救命士になりたい気持ちがブレることはないので、日々の勉強を怠らずコツコツ努力していきます。
救急救命士を目指す女子学生が増えています。
本コースは男子学生が圧倒的に多く、私たちの学年までは女子学生は1割くらいですが、1学年下から女子学生がぐんと増えたことがうれしい変化です。女性の救急隊員は妊婦さんなど女性の傷病者が話しやすかったり、家族や関係者が安心感を持ってくれたりすることがあるようなので、そういう場面では積極的に心配りしていこうと思います。実習は男子が力仕事などのサポートをしてくれますし、学生同士仲がいいので常に助け合っています。

入学して感じる「THU」の魅力とは?
先生方と話すことで前向きな気持ちになれます。
先生方に相談しやすいことが一番の魅力です。勉強面だけではなく、私は自分が救急救命士として本当にやっていけるだろうかと少し自信を失くした時に相談し、先生の言葉で安心しました。学生の思いを汲んで解決案を探ったり、背中をそっと押したりと、常に親身になってサポートしてくれるので、先生方にはいつも感謝しています。この大学にして良かったと心から思いますね。キャンパスの魅力としては、都心にあるので近隣にショッピングセンターなどの大型施設も多く、立地の良さが大きいです。
病院実習で傷病者と接し、責任の大きさと経験の大切さを痛感。
3年次の病院実習はとても印象に残っています。24時間勤務を計7回、1カ月間の実習でした。私が参加したのは渋谷区の病院で、患者さんは若者や高齢者、外国人など本当に様々だったので、血圧を測る際の声かけなどは相手に伝わりやすい言い方を常に意識しました。患者さんへの心臓マッサージも初めて行い、自分は筋力も体力も足りていないことを実感。病院実習を通して、経験から学ぶことの多さと中途半端な気持ちでできる仕事ではないことを改めて強く感じました。今後は消防署で「救急用自動車同乗実習」があるので、気を引き締めて、一つでも多くのことを吸収したいと考えています。


病院実習では患者さんへの声掛けがしっかりできました。
1カ月間の病院実習を通して、医療関係者や患者さんとの接し方の面で少し成長できたと思います。接遇を専門的に学ぶ授業はないので、現場で皆さんの様子を観察したり自分で気を付けたりすることが大切。病院実習に行く前に、患者さんに触れる際の声かけは忘れずにしっかりやろうと心に決めていたので、それが実践できたのは良かったです。
救護ボランティアの活動で経験を増やすようにしています。
「プレホスピタル研究会」というサークルに所属し、救護ボランティアなどの活動をしています。2年次に東京マラソンのボランティアに参加し、私たちがいた救護所に心停止になった方が運び込まれました。直接救護活動はしませんでしたが、医師と看護師の処置を間近で見て非常に勉強になりました。こういった現場経験をできるだけ多く積むことが、いざというときに役に立つと感じています。
STORY 03 卒業後
どんな仕事人になりたいですか?
その場その場で最善を尽くせる救急救命士を目指します。
当たり前のことですが、あきらめないで、その場でできることの最善を尽くす救急救命士になりたいです。もう一つは、苦しんでいるのは傷病者ご本人だけではなく、その家族や関係者もそうであることを心に留めて活動したいです。もちろん最優先するのは傷病者の処置ですが、家族や関係者が気管挿管などの場面を見たらショックを受けるかもしれません。そういう場合は別の場所に誘導して話をするなど、配慮のできる救急救命士になりたいと思います。救急救命士になるための勉強は大変ですが、なりたい気持ちは入学前よりも強くなっています。誰かの役に少しでも立てるよう努力していきます。
Campus Life

1日のスケジュール
- 7:00
起床、準備
- 8:00
通学
- 9:30
授業
- 12:10
授業終了
- 13:00
2年実習、自習、
教習所、自習
- 19:00
夕食、アルバイト
- 21:00
自習、お風呂、ストレッチ、
翌日の準備
- 0:30
就寝