高校時代に所属していた空手道部のトレーナーさんとの出会いが、帝京平成大学(以下、THU)のトレーナー・鍼灸コースを目指すようになったきっかけです。そのトレーナーさんは高校のOGで、鍼灸の技術も持っていました。試合に帯同してもらい、空手の指導はもちろん、怪我の予防や様々なケアをしてくださいました。私は試合が続くと足がパンパンに張ってしまうのですが、鍼治療やテーピングをしていただいていたので、いつも全力で試合に臨むことができていました。とても頼れるトレーナーであり、すばらしいコーチです。さらに、部活の先輩には話しづらい悩みも聞いてもらい、精神面も支えられていました。そんなトレーナーさんの姿を見ているうちに、自分も将来はスポーツ選手をサポートする仕事をしたいなと思うようになりました。
Be a Trainer
大学での学びで得た技術と力を
スポーツの現場で活かしたい
Profile
風間 怜実さん
- ヒューマンケア学部 鍼灸学科 トレーナー・鍼灸コース 3年
- 埼玉県立松山女子高等学校出身
STORY 01 入学前
部活でお世話になったトレーナーさんに憧れて、スポーツ選手を支える道を目指すようになりました。
自分の希望を叶えるために選びました。
スポーツ選手をサポートする仕事をしたいという目標や、憧れのトレーナーさんが持っている鍼灸の資格を取りたいと考えた時に、トレーナー・鍼灸コースがあり、国家資格の取得率が高いTHUはぴったりの大学だと思いました。
専門学校への進学も考えていたのですが、4年間の大学生活で得られる経験は何物にも代えがたいように思えました。私は勉強はあまり得意ではなかったのですが、4年間あれば自分のペースでしっかり勉強に向き合えるかなと思いましたし、社会に出る前にアルバイトでスポーツ以外の世界を経験しておきたいという気持ちもありました。将来の夢も叶えられて、大学生活も謳歌できる。THUには私の理想が全て詰まっていたんです。
STORY 02 入学後
事前の情報収集と貴重なアドバイスのおかげで、ギャップはありませんでした。
憧れのトレーナーさんの同僚の方がTHUの柔道整復学科の卒業生だったので、入学前に今はアスレティックトレーナーと鍼灸の資格を両方を持つ人が多いということや、日々の勉強の大変さを聞いていたので、事前に心構えをすることができました。自分でもオープンキャンパスやホームページで情報収集していたので、入学してからとまどったことはほとんどないですね。
ただ、最初は同じ学科に友達がおらず、勉強に対しても不安がありました。でも、しばらくして友達が増えると、みんなも同じような不安を感じていることがわかり、少しホッとしました。今では同じ目標に向かって一緒に頑張ろうと、互いに勉強を教え合うなど切磋琢磨しています。
先生方が一人ひとりに丁寧に向き合ってくれるところです。
学生が抱いた疑問に対して、先生方は本当に丁寧に向き合ってくださいます。私が鍼灸の授業でわからないところがあり質問すると、関連する論文を調べ、その上で先生の考えを話してくださったんです。また、進路について相談した時は、具体的な進路を伝えられなかったにも関わらず、幾通りもの可能性を挙げて、自分に合う進路を考える手掛かりをくださいました。
THUに入学するまでは、大学は先生と学生の間には隔たりがあるのかなと思っていました。でも、THUでは先生との関係性が中学や高校時代とほとんど変わりません。授業の内容が専門的で難しくなる分、距離が近いと何でも相談しやすいので、本当に助かります。
アスレティックトレーナー研究部で人のつながりが想像以上に広がりました。
今は、アスレティックトレーナーになりたい人や、知識・技術を学びたい人が集まるアスレティックトレーナー研究部に所属しています。一つのケガに対して、トレーニングでどうケアしていくかをグループごとに調べて発表をしたり、地域のマラソン大会などでサポート要請があれば、学生トレーナーとしてお手伝いをするなど、様々な活動をしています。実際にトレーナーとして現場を経験できるのは貴重ですし、経験豊富な先生や先輩にたくさん質問できるので、学びがより深まります。また、中野キャンパスや千葉キャンパスなど、他のキャンパスで学ぶ学生と交流する機会もあるので、人間関係も広げることができました。知識と経験、そして広い人脈を得ることができ、充実した大学生活を送っています。
STORY 03 卒業後
学生時代の出会いを大切にして社会で多くのことを学んでいきたいです。
1年生の頃、テストの前やアスレティックトレーナー研究部の発表前は、みんなと一緒に夜遅くまで教室や図書館で勉強していました。最近はコロナ禍でみんなと一緒に勉強する機会は少ないですが、自分が頑張りたいことに専念できる環境や、同じ目標に向かうたくさんの仲間との出会いは、この学校に入って本当に良かったと感じている点です。
社会に出たら、これまで以上に様々な人と接することになります。私が日頃から大切にしている空手の基本「親しき仲にも礼儀あり」を忘れず、この学校で築いた人間関係を大切に、社会に出てからも学ぶことを忘れず、成長していきたいと考えています。
高校時代のトレーナーさんのように選手に慕われ、信頼される人になりたい。
アスレティックトレーナーとして、鍼灸の技術も活かしてスポーツ選手を支えていきたいという思いが強くなっています。目標はやはり、高校時代にお世話になったトレーナーさん。空手の技術指導や怪我の対応だけでなく、体のケアや精神面でのサポートなど、私もあらゆる面でスポーツ選手を支えられるトレーナーになりたいです。それだけでなく、親しみやすさと厳しさを持ち合わせることで、選手から慕われ、信頼される人間性も磨きたいと考えています。将来、スポーツの現場で役に立てるよう頑張っていきます。
Campus Life
1日のスケジュール
- 05:50
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起床
- 06:45
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通学
- 09:00
-
授業
- 18:00
-
部活
- 20:00
-
帰宅
- 20:15
-
食事・風呂など
- 22:30
-
勉強
- 24:30
-
就寝
Holiday
【ここに説明が入ります】オープンキャンパスのアルバイト仲間である、池袋キャンパスの理学療法学科・言語聴覚学科・救急救命士コースの同級生と遊園地に行ってきました!
Teacher’s Voice
トレーナー・鍼灸師を目指す、学生たちへ
鍼灸を学ぶ学生の方には、自分の可能性を信じてほしいと思います。まずは、手が届かないのではと思えるくらいの高い目標を立てることをお勧めします。自分が思った以上に能力は伸びるものです。目標に向かって、現在の位置、必要なことについて客観的に振り返りながら懸命に努力していると、良い出会いに恵まれ道が開けていくと思います。日々の努力を厭わず、ご自分の成長を楽しみに前に進んでください。
学生自身が、少しずつ成長している自分を感じながら、自ら必要な課題を見出し、次の段階に進んでいく手助けをすることが大切と考えています。そのため、学年が上がるにつれて、自分の成長を振り返り、将来に向けて取り組むべき課題を考える習慣作りにつながる指導を心がけています。学生の方には、一人だけでがんばらず、ご自分の目標、授業でわからなかったこと、悩みなどを伝えていただければ、自律して進んでいく力がつくように、できるかぎりの支援をしたいと思っています。
風間さんは、これまで、座学・実習ともに持ち前の気持ちの強さをもとに頑張ってきました。特に印象に残っているのは、SA(スチューデント・アシスタント:学部教育におけるきめ細かい指導の実現を図ることを目的として、教育補助業務を行って頂く優秀な学部学生)として、いろいろな人と関わる中での安定感のある態度や、理解力の速さ、臨機応変な行動力でした。仕事を任せるにあたり、信頼できる人材と思えました。夢を叶えるまでには困難もあると思いますが、ご自分の長所を活かして、ぜひ成し遂げていただきたいと思います。