柔道一家で生まれ育ち、3歳の頃には既に畳の上で稽古を始めていました。周りの子たちが違うことで遊んでいても目を向けることなく、柔道一筋でしたね。辞めたいと思ったこともなく、心から楽しいと思って柔道に取り組んでいました。小学生の頃は地元のスポーツ少年団で稽古に励んでいましたが、高学年になると下級生に教える機会が多くなり、そこで初めて“人に教えること”の楽しさを知りました。中学生になっても部活の傍ら、スポーツ少年団に通って小さな子どもたちに柔道を教えたり、高校時代に部活の後輩にアドバイスを送る中で、ますます人に何かを教えることが楽しくなりましたね。当時はまだ漠然としていましたが、将来は教員になって柔道を教える立場になりたいと思いました。



夢は、生徒一人ひとりに寄り添える保健体育教員
Be a Health and Physical Education Teacher
友人と切磋琢磨し合い、
学業と部活の両立に励んでいます。
Profile
佐藤 こよみさん
※2025年10月取材
- 健康医療スポーツ学部 医療スポーツ学科 アスリートコース 4年
- 羽黒高等学校出身

STORY 01 入学前
なぜ保健体育教員を目指そうと思ったのですか?
下級生に柔道を指導する中で知った“人に教えること”の楽しさ。

「THU(帝京平成大学)」を選んだ理由は?
顧問の先生のアドバイスが大学進学の後押しに。
進路を考える際には、大学に進学すべきかどうか真剣に悩みました。高校時代は柔道で納得のいく結果を残すことができなかったこともあり、より強い選手が揃う大学で続けられるかどうか不安だったのです。そんな私に大学進学を後押ししてくださったのが、顧問の先生です。「ここで諦めると、きっと後悔する。一度大学の稽古に行ってから決めたほうがいい」と、熱心にアドバイスしてもらいました。そこでTHUの稽古に参加しましたが、少人数の部員一人ひとりに対して、先生方が丁寧に指導されている姿を見て、ここなら柔道を続けていける、私が求めている環境だと確信しました。高校の先輩が在籍していることも安心感に繋がりましたし、柔道以外に関心があった保健体育教員の道も目指すことができる。文武両道を実践できる環境に魅力を感じて、入学を決めました。
STORY 02 入学後
入学後のとまどい、思い描いていたイメージとのギャップはありましたか?
積極的にコミュニケーションをとることで不安がなくなりました。
入学当初はとにかく勉強についていけるかどうかが不安でしたので、困ったことがあればすぐに先生に相談できるよう、まずは顔を覚えてもらおうと、授業はなるべく前の席に座ることを心がけました。おかげで、先生方からは「柔道の調子はどう?」「次の大会も頑張ってね」と、声をかけてもらえるようになりました。分からないことがあっても質問しやすくなりましたし、安心して勉強に取り組めています。先生方だけでなく、入学時から周りの人にはまず自分から挨拶することも心がけていました。地元から遠く離れた場所での一人暮らしも当初は不安でしたが、たくさんの人とコミュニケーションをとることで不安はなくなり、積極性も身についたと思います。

入学して感じる「THU」の魅力とは?
同じ夢に向かう女子柔道部の仲間が心の支えに。
親しみやすい先生方がすぐ近くにいることが大きな魅力ですね。そして、私と同じように保健体育教員を目指す同級生が女子柔道部にいることも心の支えとなっています。部活で切磋琢磨し、授業で分からないことがあっても共に乗り越えていける。そんな仲間の存在が心強く、難しい授業も互いに協力し合っています。教職課程の授業は学年が上がるにつれて難しくなり心が折れそうになることもありましたが、同じ夢に向かう仲間がいることで目の前の学びにしっかり向き合うことができていると思います。キャンパスも自然が豊かで、学びにも柔道にも集中できる環境は私にとって最適の場所です。


授業の中で感じる自分自身の課題に向き合っていく。
3年次に行う模擬授業では生徒側に立つことで、どうすれば分かりやすく教えることができるのか、しっかり考えることができました。先生からも「教員・生徒両方の立場になって考えるとよりよい準備ができるよ」とアドバイスを頂きましたが、実際に教員側になると、頭の中で考えている内容を行動に移すことに躊躇してしまうことがあり、今後の模擬授業ではもっと積極的に行動していこうと思っています。2年次の「道徳教育の指導法」も印象に残っています。ただ道徳の教科書を読んで教えるのではなく、世の中で起こっている事柄を取り上げ、一人ひとりに自分事として考えてもらうことが生徒の成長に繋がることを知りました。まだまだ学ぶことはたくさんありますが、教育実習・教員採用試験に向けて努力していきます。
試合に出場できることの有難さを噛みしめ、稽古に励んでいます。
部活では、3年次に関東大会で一回戦負けという屈辱を初めて味わいました。前年に準優勝し、さらに上の「講道館杯」にも出場したことで、心にスキがあったのかもしれません。今ではどんな大会も出場できることに有難さを感じるようになり、自分自身の課題であるメンタル強化にも取り組んでいます。ラストイヤーとなる4年次では個人で全国優勝、そして団体では部の悲願である全国ベスト8入りを果たせるよう、日々の稽古に取り組んでいきます。
STORY 03 卒業後
どんな保健体育教員になりたいですか?
高校時代の恩師のように、生徒の夢をサポートしていきたい。
卒業後は実業団で柔道を続け、社会人経験を積むことも視野に入れています。もっと世の中のことを知り、様々な知識を蓄えたほうが生徒にいろいろなアドバイスができると考えたからです。そして将来は、高校時代に私の背中を押してくれた先生のように、生徒の夢をサポートできる教員になりたいですね。柔道の基本精神は「礼に始まり、礼に終わる」。幼少期から続ける中で身についた、相手を思いやる気持ちを大切にして、一人ひとりの生徒に寄り添える教員を目指していきます。
Campus Life

1日のスケジュール
- 5:30
起床・支度
- 6:20
通学
- 7:00
朝練
- 9:00
授業
- 16:30
部活動
- 20:00
帰宅
- 20:30
夕食・お風呂
- 23:00
就寝