
UCLA Paramedic School
救命処置についてパラメディックより指導をうけ、シミュレーターにて実施
年頭に起こった山火事の影響で研修内容や見学先などの変更を余儀なくされましたが、1月26日から2月2日まで、救急救命士コースの学生15名(池袋キャンパスから11名、千葉キャンパスから4名)が参加し、米国カリフォルニア州ロサンゼルス市を中心に、病院前救急医療全般について、6泊8日の日程で研修を実施することができました。
UCLA Paramedic School(カリフォルニア大学ロサンゼルス校 救急救命士養成校)にて、救急搬送の歴史やパラメディック関連の講義受講後、活動シミュレーションや日本では実施できない救命処置(胸部緊急処置、骨髄路輸液など)などの実習を、3つのグループに分かれて行いました。
公的消防機関であるEl Segundo Fire Station No.2を訪問し、消防車両、使用している資機材等の説明だけではなく、署内の休憩室や厨房なども見学させてもらいました。また、ロサンゼルス市消防局の消防艇が配置されているFire Station No.112を訪問し、消防艇の見学やパラメディックの活動全般の説明のほか、力を使うことなく容易に一人で仰臥位から座位までを自在に変えることができるストレッチャーについて、操作性能を体験させてもらいました。
今回初めて訪問することとなったParamedic Training Institution(カリフォルニア郡緊急医療サービス庁所管)では、Paramedic養成研修の講義を聴講し、研修中の現地消防官と交流することができました。さらにバディプログラムと題して、UCLAキャンパスにおいて、同年代の現地の大学生と、互いの文化等について意見交換を行いました。大学構内を散策しながら、また、カフェテリアにて昼食をとりながら自分たちの力だけでコミュニケーションをとっていました。
終盤は自主研修として、事前にグループを作り研修先や往復の移動手段を自分たちで調べ、計画を立てて実施しました。主な訪問先は、グリフィス天文台、アイオワ記念館、ユニバーサルスタジオ・ハリウッド、カルフォルニア・サイエンスセンターです。学生たちにとって意義深い研修となりました。
今後も引き続きロサンゼルス救急救命研修を計画していきます。
救命処置についてパラメディックより指導をうけ、シミュレーターにて実施
公的消防機関の消防車両や資器材の説明を受ける
集合写真
メインストレッチャーを操作
現役消防官との対話
バディプログラム
2日目に訪れたハンバーガー屋さん(地元でも日本でも有名だそうです)