5歳で体操を始め、クラブチームに所属してオリンピックを目指していました。「東京2020オリンピック」の強化選手にもなりましたが、度重なる怪我により断念。選手引退を決意した高校2年生の時は目標を見失いましたね。しかし、ずっと努力してきたスポーツに将来も関わりたいと思い、トレーナー・スポーツ経営コースに進学することを決めました。怪我を経験したこともあり、最初はトレーナーを目指していましたが、スポーツ業界にも様々な分野があることを知り、中でも体操競技器具で長い歴史を誇る当社に大きな魅力を感じて入社を決めました。



Professional
interview 18
Salesperson(Sports Equipment)
営業職(スポーツ器具)
仕事の大きなやりがいは
自分のアイデアが形になること。
Profile
松田 幸子さん
2023年度 人文社会学部 経営学科 トレーナー・スポーツ経営コース※1 卒業
※ 2026年 1月取材
※1 2027年4月よりスポーツ経営・トレーナーコースへ名称変更
- 勤務先:
- セノー株式会社
- 取得資格:
- JATI、健康運動実践指導者
01 この職業を目指したきっかけを教えてください。
オリンピックを断念し、漠然とスポーツ業界を目指すように。

就職活動はどのように行いましたか?
在学中に取得した資格がアピール材料になりました。
自分自身で業界は絞り、キャリア支援の方にエントリーシートの添削や面接練習をしてもらっていました。体重管理をしていた体操選手時代の反動からお菓子好きになり、食品業界も視野に入れていましたが、何十社とエントリーシートを出しても通過せず、周囲の友人が早めに決まっていたこともあり、焦りましたね。面接では、在学中にJATIと健康運動実践指導者の資格を取得したことをアピールすることができました。

現在のお仕事内容を教えてください。
最初は戸惑いましたが、今は大きなやりがいを感じています。
1年目から営業職として配属され、現在は関東信越支店で埼玉県を担当しています。主に小学校や中学校、各自治体を顧客として、体育館で使用される器具の新規更新提案、新しい体育館などの設計協力や大会時のサポートを行っています。入社するまで見たことがなかった図面を前にして設計事務所とやり取りしたり、ヘルメットを被って現場に行くことも多く、最初は戸惑いましたが、先輩方にサポートして頂き、徐々に建築用語や図面の見方を覚えるようになりました。今も日々勉強ですが、自分の判断で仕事を任せてもらえるようになり、やりがいと責任感を持って仕事に取り組んでいます。

働いてみて印象に残ることや、お仕事のやりがいは?
自分自身の判断力と想像力が形になることが醍醐味。
中学校の体育館でバスケットゴールを新たに入れ替える案件を担当した際、実測ミスをしてしまったことがあります。工期が決まっている中「それじゃ取り付けられない」と、作業員の方に言われたときは本当に焦りましたね。工場の方や先輩に助けてもらってなんとか工期に間に合いましたが、この失敗から、図面を持って何度も現場で実測することの大切さを学びました。体育館の新築・改築現場では、何も設置されていない状態で図面と建物を照らし合わせ、器具の寸法や他の設備との干渉を想定する必要があります。判断力と想像力が求められる難しい業務ですが、自分のアイデアが形になることが、この仕事の醍醐味。完成した体育館を見ると大きな達成感を味わえます。

02 学生時代の思い出、今後の目標を教えてください。
大学時代の印象的な出来事は?
友人と語り合い、共に過ごした時間が大学生活の宝物。
入学時はコロナ禍で不安でしたが、対面授業が始まって友人ができました。空きコマに皆で集まって課題をしたり、中野キャンパス前の広場でおしゃべりをして過ごしていた時間がとても印象に残っています。高校2年生まで体操尽くしの生活だったこともあり、「遊んでもいい。いろいろなものを食べてもいい」という日々が本当に楽しくて、「私、大学生なんだ!」って実感したことを覚えています。

今後の夢・目標は?
もっと知識を深めて、後輩に教えられる存在になりたい。
まだまだ失敗してしまうことも多く、周りの方々に助けてもらいながら目の前の業務に取り組んでいます。日々勉強ですが、お客様のご要望に沿うことはもちろん、プラスアルファのご提案ができるよう知識を深め、後輩たちの見本になれるよう成長していきたいです。体操でオリンピックを目指していたこともあり、将来的には体操競技の大会運営に携わりたいと思っていますが、まずは現在の職務で独り立ちできるよう、精一杯努力していきたいと思っています。

受験生へのメッセージをお願いします。
一つひとつの学びを大切にして、大学生活を楽しんでください。
元々トレーナー志望だったこともあり、在学中はトレーナー関連の授業に注力し、スポーツ経営に関する授業はあまり力を入れていませんでした。現在、仕事中に「これ、大学の授業で習ったような…」ということが度々あり、もっと学んでおけばよかったと後悔しています。受験生の皆さんには、まだ将来の道が明確でない人もいると思います。私のように、在学中に将来の道が変わる人もいるでしょう。でも、どんな道に進んでも無駄な授業は1つもありません。いつか、どこかで必ず役立ちますので、一つひとつの授業を大切にして、有意義な大学生活を送ってください。

1日のスケジュール(日勤シフト)
- 08:30
-
車移動
- 10:00
-
お客様からの不具合依頼現調
- 11:00
-
車移動
- 12:00
-
昼食
- 13:30
-
設計事務所と打合せ
- 15:00
-
近くの既存顧客挨拶周り、状態確認
- 16:00
-
車移動
- 17:30
-
帰社
見積作成等事務処理
資格取得への道
- 1年次
-
基礎を学び教養を身につける
一般教養科目、経営学・スポーツ医科学の基礎科目を中心に学び、幅広い教養を身につけ、各専門領域への動機付けを行います。
- 2年次
-
専門分野の基礎を固める
1年次に築いた基礎能力を土台に、専門教育に取り組み始めます。学内の充実した設備での実習により、理論と実践の両面から学びます。
- 3年次
-
実践的知識・対応を学ぶ
スポーツ現場実習やインターンシップなどを通じ、実践能力やコミュニケーション能力を身につけます。また各進路を見据えた資格取得などの学修を行います。
- 4年次
-
専門的な実践能力を養う
各専門領域に求められる資質や能力を総合的に高め、卒業研究などを通して4年間の学修の総仕上げを行います。