
柔道整復師国家試験 合格までの流れ
柔道整復師国家試験の受験資格を得て、実際に試験に臨むまでの流れをご紹介します。
ケガの応急的治療を担うプロフェッショナルとして、リハビリテーションの現場で活躍する柔道整復師。
今回はそんな柔道整復師になるために合格が必須の「柔道整復師国家試験」について、概要から試験内容と合格率、受験資格まで詳しくご紹介します。柔道整復師をめざしている方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
言語聴覚士をめざすなら、知識・技能の習得から就職、国家試験対策までサポートが充実した帝京平成大学で学んでみませんか?
帝京平成大学では、救急医療の現場で活躍し地域に貢献できる人材を養成するため、「実践能力」を養う指導を重視。情報科学から心理まで幅広い分野を網羅するカリキュラムと、さまざまな現場での実習で、知識と技術両面の習得をサポートします。
まずは柔道整復師国家試験の概要についてご紹介します。
柔道整復師国家試験は、「柔道整復師法」の規定によって厚生労働省指定の機関が実施する試験です。柔道整復師として活躍するためには合格が必須の試験で、身体構造やケガ、障害の理解など幅広い専門知識が問われます。
柔道整復師国家試験は年に一度実施され、例年3月上旬に行われます。試験は北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県で実施されます。
柔道整復師国家試験ではどのような内容が問われるのでしょうか。詳しくご紹介します。
柔道整復師の試験は「必修問題50問」、「一般問題200問」の計250問で、試験は筆記(マークシート)方式で行われます。後述しますが、必修問題は総点数の80%以上、一般問題も総点数の60%以上の得点が合格基準です。
試験科目で問われる内容は以下のとおりです。
(参照:厚生労働省「柔道整復師国家試験の施行」)
第26回(平成30)年〜第30回(令和4年)の5年間における試験の合格率は次の通りです。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
第26回 (平成29年度) | 6,321名 | 3,690名 | 58.4% 新卒:78.5% 既卒:16.7% |
第27回 (平成30年度) | 6,164名 | 4,054名 | 65.8% 新卒:86.1% 既卒:26.3% |
第28回 (令和元年度) | 5,270名 | 3,401名 | 64.5% 新卒:84.8% 既卒:16.5% |
第29回 (令和2年度) | 4,561名 | 3,011名 | 66.0% 新卒:85.6% 既卒:21.6% |
第30回 (令和3年度) | 4,359名 | 2,740名 | 62.9% 新卒:81.0% 既卒:16.9% |
(参照:厚生労働省「柔道整復師国家試験の合格発表について」第26回、第27回、第28回、第29回、第30回)
合格率は全体で例年60%前後、新卒は80%前後で推移しています。 試験科目も多岐にわたって出題されるため幅広く、合格に向けて計画的な学習が求められます。特に試験前は学んだ内容の総復習や過去問題の実践などに取り組むことも重要ですね。
柔道整復師国家試験の受験資格を得て、実際に試験に臨むまでの流れをご紹介します。
柔道整復師国家試験の受験資格を得るには、高校卒業後に文部科学大臣指定の学校もしくは都道府県知事指定の柔道整復師養成施設において3年以上学び、指定のカリキュラムを修了する必要があります。該当する学校・施設は、4年制大学か3年制の短期大学、専門学校のいずれかです。
養成学校では、解剖学や生理学など人の身体にまつわる知識や、外科学や整形外科学といったケガにまつわる知識を身につけること、また実習を通して柔道整復師に必要な技術を身につけることが求められます。
受験資格を得て国家試験を受けるには、受験手続きを行う必要があります。受験手続きには、
を受付期間中に公益財団法人 柔道整復研修試験財団に提出し、また指定の口座に受験手数料を振り込むことで、受験票が交付されます。
(参照:厚生労働省「柔道整復師国家試験の施行」)
手続きに必要なものや手続き方法は変更となる場合もあるため、必ず厚生労働省発表の試験情報をご確認ください。
国家試験の合格基準は、直近5年間では
と定められています。たとえば、令和3年に実施された第29回柔道整復師国家試験では1問1点の配点で必修問題が全50問、一般問題が全200問出題されたため合格点は「必修問題で40点以上、一般問題で120点以上」でした。
試験の合格者は例年3月中に厚生労働省と公益財団法人 柔道整復研修試験財団のホームページ上で発表されます。受験後は必ず自分が合格しているかどうかを確認しましょう。
柔道整復師をめざすなら、幅広い専門知識と実践能力が身につけられる帝京平成大学で学んでみませんか?
帝京平成大学では、柔道整復師国家試験に関連する科目の学修を徹底して行い、4年次には全科目の総復習として国家試験対策も行います。
講義は先生に相談しやすい環境のなかで行われるほか、学習がなかなか進まない学生に対しては4年次に別途少人数制のクラスを組むなど学習をサポートします。
帝京平成大学の「実学」の精神にもとづき、実践的な実技科目を多数設けています。4年間さまざまな資材や施設(附属接骨院)を使ってケガの処置法を学習することで、柔道整復師免許を取得した後に即戦力として活躍するための実践能力を身につけていただけます。
柔道整復師国家試験は、柔道整復師になるために合格必須の試験で、人の身体構造やケガ、障害にまつわる幅広い専門知識が問われます。合格率は例年60%前後で推移しており、計画的で丁寧な学習が求められる試験といえます。
柔道整復師国家試験の合格をめざすなら、受験に向けたサポートが充実した帝京平成大学で学ぶのがおすすめです。オープンキャンパスへのお申し込みや資料請求をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。