有機化学
薬剤師として医薬品の化学構造や性質、生命現象を理解するためには、有機化学の知識は欠かせません。2年次の有機化学Ⅱでは、医薬品や生命科学において重要なアルコールやエーテル、あるいはベンゼンに代表される芳香族化合物の性質と反応を中心に学び、化学的知識と論理的な考え方を身につけていきます。
薬剤師になるには、医薬品にまつわる幅広い知識と実践能力を身につける “大学での学び” が非常に大切なステップとなります。
現場での活躍やキャリア実現を目指すなら、「実学教育」と「国家試験対策・就職支援」が充実した帝京平成大学で学んでみませんか?
ここでは、薬剤師を目指せる薬学部 薬学科での学びについて詳しくご紹介します。
医薬品全般について幅広い専門知識を持つプロフェッショナルとして、薬の開発や患者の薬物療法に携わる薬剤師。まずはその仕事内容と、なり方についてご説明します。
薬剤師は、主に次のような業務を行います。
これらを通して人々の健康な生活を支える薬剤師には、医薬品に関わる幅広い知識とそれを磨き続ける探究心が欠かせません。また、患者に薬の服用方法や使用法をわかりやすく伝え、薬物治療に必要な情報を引き出すためにも、医療チームなどと連携しながら治療を進めるためにも、相手とコミュニケーションをとり信頼関係を築く力が求められる仕事です。
薬剤師になるには、国家試験に合格して厚生労働大臣の免許を受ける必要があります。国家試験は年に一度(例年は2月)全国の主要都市で実施され、医薬品に関わる非常に幅広い領域の専門知識と実践能力が問われます。
薬剤師国家試験の受験資格は、6年制の薬学課程を修了して得るのが一般的です。養成課程では、化学や生物などの基礎科目から薬理・薬剤や病態生理、薬物療法といった専門科目まで、医薬品に関連する知識・原則を幅広く学びます。さらに実技実習を行う中で、臨床能力やチーム医療に欠かせないコミュニケーション能力を身につけることが大切になります。
薬剤師になるために必要な学びやスキルについては、次の記事で詳しく解説しています。興味のある方はこちらを参考にしてみてください。
帝京平成大学では、薬学部 薬学科で薬剤師を目指すことができます。ここからは、帝京平成大学での学びの特長と、カリキュラム・授業についてご紹介します。
薬学部 薬学科では、次のような流れで学習を進めていきます。
1年次 | 【薬剤師の役割を学ぶ】
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2年次 | 【専門科目の理解を深める】
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3年次 | 【専門科目の知識を広げる】
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4年次 | 【実習に備える】
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【薬学共用試験(CBT・OSCE)】 薬学科目の基本的な試験と薬剤師実務に関する臨床能力試験を実施 | |
5年次 | 【医療現場で学ぶ】
【卒業研究】
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6年次 | 【国家試験対策・卒業研究】
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基礎科目から専門科目へ段階的に学びを深めるとともに、現場での実務に欠かせない心構えやコミュニケーション能力を身につけられる実習も多数実施。薬のプロフェッショナルとして現場で活躍したいという学生の夢を後押しします。
薬学科の主な科目のうち、必修科目をご紹介します。
1年次 薬剤師の | 【教育系科目】
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2年次 専門科目の | 【教養系科目】
【薬学専門科目】
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3年次 専門科目の | 【教養系科目】
【薬学専門科目】
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4年次 実習に備える | 【教養系科目】
【薬学専門科目】
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5年次 医療現場で学ぶ | 【薬学専門科目】
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6年次 国家試験対策 | 【薬学専門科目】
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※カリキュラム詳細は、科目紹介をご確認ください。(帝京平成大学「薬学科の主な科目紹介」)
薬剤師として医薬品の化学構造や性質、生命現象を理解するためには、有機化学の知識は欠かせません。2年次の有機化学Ⅱでは、医薬品や生命科学において重要なアルコールやエーテル、あるいはベンゼンに代表される芳香族化合物の性質と反応を中心に学び、化学的知識と論理的な考え方を身につけていきます。
薬剤師として病院や薬局などの臨床現場で活躍するために、薬物療法の実践方法を学び、医療チームの一員として病院や地域医療に参画するために必要な基本的事項を学びます。そして知識・技能・態度教育を通じて、臨床的知識や問題識別および解決能力を修得します。
帝京平成大学では、薬剤師として現場で活躍するために必要な知識や技術の修得にとどまらず、国家試験合格・就職についても徹底したサポートを行っております。
1~4年次の科目については、「独自の問題集を利用した自学・自習」と「達成度を測る実力試験」を組み合わせ、国家試験に対応できる正確な知識の修得・維持を目指します。
さらに5年次においては、国家試験出題領域の総括的な講義を実施し、過去問題に取り組みます。また、実務実習を通して実務関連問題への理解を促し、医療現場での実習と国家試験対策を両立させます。
本番に向けた最後のステップとなる6年次には、講義と模擬試験を中心とした対策講座でさらに実力を高め、自信を持って試験に臨めるよう徹底的にサポートします。
1年次から6年次まで担任制の距離の近い指導を行うとともに、4年次以降は「チューター制」によるサポートも実施。学生を個別に指導し、卒業研究や実務実習、国家試験まで学修と学生生活をトータルにサポートします。
帝京平成大学では、低学年から参加可能なガイダンス・セミナーを実施し、就職活動に必要な知識や能力を磨ける場を提供するとともに、年32回実施する学内就職説明会では約300社の企業の話を聞ける機会を設けています。
さらに就職支援室では、プロの総合人材サービス企業と連携して就職支援を実施。キャリア相談や履歴書の添削、面接練習など、幅広いサポートを行います。
実学教育と充実した就職支援で、本学就職率は2020年度には97.5%に。例年95%以上の高い水準を維持し続けています。
帝京平成大学が単なる“知識・技術の修得の場”にとどまらず、より医療現場に近い場での臨床実習や学習環境の整備、就職支援を提供することの根底には、建学の精神があります。
それは「実学の精神を基とし、幅広い知識と専門分野における実践能力を身につけ、創造力豊かな逞しい人間愛にあふれた人材を養成する」こと。この精神に則り、知識や能力と豊かな人間性を持つ人材を養成し、現代社会を取り巻く多様な問題の解決に貢献することを目指しています。
帝京平成大学では、「実学」を徹底的に重視した教育・実践の場を設け、キャリアに直結する実践能力を身につけられるようサポートを行っています。
例えば薬学部の学生が学ぶ中野キャンパスには、充実した実習施設と最新の機器・装置を備えているほか、語学力を身につけたい学生向けの「English Café」も実施。学部や学科を超えた交流の中で、英語への理解やコミュニケーション能力を養うことができます。
こうした環境の中で「実践」を重視した学びを積み重ねることで、全学部合わせて約50種類の資格取得が可能になることも特長の一つです。
夢を実現するための経験・挑戦の場として、帝京平成大学で学んでみませんか?
「いくつかの大学に見学に行きましたが、オフィスアワー※ など、先生へ直接質問に行くことのできる制度があることや、クラス担任制で先生と学生との距離感がとても近いこと、そして、先生方の熱心な指導姿勢に惹かれて帝京平成大学(以下THU)を選択しました」
「THUはクラス担任制。100人ほどのクラスメイトとクラス単位で授業を受け、担任の先生に様々な相談ができるようになっています。特にありがたかったのが、テスト成績のフィードバックを受ける際の個人面談。毎日焦りながら勉強していた私に、先生は「今からそんなに自分を追い込まなくてもいい。息抜きもちゃんとしなさい。」と言葉をかけてくれました。その言葉で、私はようやく深呼吸できるようになった気がします。今でも苦手分野でアドバイスをもらったり、おすすめの参考書を教えてもらったり、先生にはとてもお世話になっています。想像していたよりももっともっと近い距離で様々なアドバイスをくれる先生方は、本当に頼れる存在です」
※先生が研究室にいる時間がオープンになっている制度。この時間を使って学生たちは質問などをしに行くことができる。
(渡田 実沙樹さん / 2018年度取材)